カメラバカにつける薬 in デジカメ Watch

飯田ともきの見たCP+2023(その2)

これまでのお話

キヤノンブースの1/4ほどがVRとMRで構成されており、力の入れようが伝わります。

VRはHMDさえあればCP+で見た動画をキヤノンのWebサイトでも見られるので、会場で体験すべきはMRなのかもしれません。

MRはまだARの一歩進んだ感じしか得られず、実現や暮らしのプラスになる期待は少し先かなという印象でした。つまりそのぶん最先端ということでもあります。

CP+は新機種とお姉さんを並べたり壁になにかの説明を展示しているだけというところも多かったですが、機材と人員をかけてこういう最先端を体験させるのはさすがだと思います。

VRはすでにHMDや撮影などで機材やノウハウが整ってきています。赤くて丸いイス(ボールチェア)はスピーカーを内蔵しており、外界の音をほどよく下げ、HMDをつけた人が動いても周りと干渉しない効果がありました。

映像は、3DVRを使う理由を短い時間で知ることができます。VRは普及が進んでいますが、私はいずれ3Dが主流になる時が来ると感じました。

プリンタコーナーではPROシリーズで自分が持っている画像を印刷してもらえました。これが家で出来てしまうのならわざわざ出かけて銀塩プリントする必要ない……かも……?と思えるほどの仕上がりです。実際のところサイズや紙種で、銀塩プリントを超えている部分もあります。

ちなみに「写真はプリントだ!全国ツアー」の挿絵を描いたのは私です!

2010年に漫画サークル「ていこくらんち」をはじめる。2015年に出した同人誌「カメラバカにつける薬」が、あれやこれやでデジカメ Watchで連載させていただくまでになりました。カメラだけじゃなく、その向こう側にいる人たちの想いを伝えていければいいなと思っています。