岡嶋和幸の「あとで買う」

1,673点目:35mmフィルム対応の本格派?スキャナー

Plustek「OpticFilm 135i Ai」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

Plustek「OpticFilm 135i Ai」

本日はフィルムスキャナーです。1,656点目でJJCの「フィルムデジタイズアダプター&LEDライトセット」を紹介したばかりですが、やっぱりこの製品のことが忘れられないのです。

実はデジタルカメラマガジンの連載で過去に使ったことがあるのですが、いまひとつの評価でした。それはハードではなく付属ソフト「QuickScan Plus」に原因があるのかも。

さらに検証してみないと何とも言えませんが、サンワダイレクトの「400-SCN061」は、本製品と同じ筐体の製品らしく、販売価格は5万9,800円前後とこれのちょうど半額。でも本日紹介する製品のほうは「SilverFast Ai Studio 9」というソフトがバンドルされていて、そのぶんの高めの価格設定なのだと想像します。

このソフトはほかのスキャナーで愛用しているのですがとても優秀です。これならこのフィルムスキャナーのポテンシャルを引き出せるのかも? その一か八かの勝負に11万9,800円前後の投資は勇気がいりますが、機会があればどこかでレビューしたいと思います。でもできればブローニーフィルム対応版が欲しいです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。