岡嶋和幸の「あとで買う」

1,672点目:フィルムとプリントを一緒にアルバムで保管

ナカバヤシ「フィルムナアルバム」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

ナカバヤシ「フィルムナアルバム」

本日はナカバヤシの「ナアルバム」シリーズをご紹介。フィルムカメラのための新しいアルバムシリーズで、L判プリントとネガフィルムを一緒に保管できるので便利です。でも画像データがあれば十分なのでプリントしない、ネガフィルムも邪魔なので処分するという人には全く必要のない製品かもしれません。

私は作品写真はモノクロネガフィルムがほとんどで、コンタクトプリント(ベタ焼き)とセットで保管しています。それ以外のプライベートな写真はカラーネガフィルムが多く、実はきちんと整理整頓できていません。

必要な写真があるとき、とりあえず箱に押し込んだプリントの束から探し出したりするのですが、見つけられても肝心のネガフィルムが行方不明であることも。すでに取り組んでいる終活の一環として、過去のフィルムの断捨離を少しずつ進めていますが、まだ残しておきたいものはこのようなアルバムを利用してきちんと整理しようと思いました。

「フィルムナアルバム 28」「フィルムナアルバム 40」「フィルムナアルバム 72」の3種類がラインアップされていて、製品名の数字は収納できるL判プリントの枚数です。使用したフィルムは36枚撮りがほとんどで、旅行やイベントなど1回の撮影では複数本撮るため、私が選ぶなら収納可能枚数が1番多いフィルムナアルバム 72でしょう。

販売価格は986円前後で、色はブラック、ブルー、ホワイト、ベージュが選べます。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。