岡嶋和幸の「あとで買う」

1,270点目:フィルム写真を始めたい人におすすめの本

玄光社『フィルムカメラ・ライフ 2024-2025』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

玄光社『フィルムカメラ・ライフ 2024-2025』

本日はフィルム写真を楽しんでいる人に向けた「フィルムカメラ専門誌」です。見上愛さんのInstagramで発売を知りました。すでにシリーズ4冊目なのですね。その最新号では「Lomomatic 110」や「PENTAX 17」など新しいフィルムカメラもしっかり取り上げられています。

チェキや中古カメラの情報も掲載されているなど、幅広いフィルム写真愛好家に対応する内容になっています。ページをめくりながら眺めるだけで気持ちが高ぶる構成やレイアウトも好印象です。

フィルム写真をまだ始めていない人もたっぷり楽しめるし、いろいろ勉強になると思います。販売価格は2,420円で、Kindle版もあります。バックナンバーと合わせて永久保存版ともいえるでしょう。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。