岡嶋和幸の「あとで買う」

955点目:写真や動画で稼ぐためのノウハウが満載の本

坂口康司『カメラマンになっていきなり月収を100万円にする方法』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

坂口康司『カメラマンになっていきなり月収を100万円にする方法』

とても刺激的なタイトルの本です。私が若いころに出版されていれば、いまごろもっと稼いでいたことでしょう。「資格不要 カメラ、PCがあればカメラマン」って、本当にそうですね。技術はYouTubeで学ぶとありますが、あの苦しかった撮影アシスタント経験はいったい何だったのでしょうか。時代は変わりました。

マーケティング力やコミュニケーション術の重要性などが解説されています。たしかに写真が上手いだけでは食べていけないので大切なことです。楽しく稼ぐためのノウハウが紹介されているので、興味のある人はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。月収100万円など収入アップが期待できるかもしれません。販売価格は1,650円で、Kindle版もあります。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。