岡嶋和幸の「あとで買う」

896点目:フィルムを真っ直ぐカットできるライト付きカッター

JJC「スライドフィルムカッター SFC-1」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

JJC「スライドフィルムカッター SFC-1」

撮影済みのフィルムの現像は自分で行っています。乾燥したフィルムはハサミでカットしています。これまでは333点目で紹介したオルファの「Gカットはさみ」を使っていました。

ハサミの刃が滑りにくく切れ味も良いのですが、油断すると真っ直ぐにカットできずフィルムのコマに食い込んでしまうことも。特にコマ間が狭いときは切り損ねやすいのですが、最近使っているこの製品はスライダーを押しながら動かすだけで真っ直ぐにフィルムをカットできます。

35mm判とブローニー判に対応し、しかも11段階で調光できるバックライト付きなのですごく見やすいです。スライドレールと本体にはシリコンパッドが装着されているので、フィルムやカッター本体が滑るなど不用意に動く心配はありません。電源はUSB給電で、販売価格は5,800円前後。専用の替え刃は4枚セットで2,300円前後です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。