岡嶋和幸の「あとで買う」

731点目:撮影現場や車中泊で弁当をチンしたい

マキタ「充電式電子レンジ MW001GZ」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

マキタ「充電式電子レンジ MW001GZ」

SNSのタイムラインで目にしたのが4月1日だったので、最初は「エイプリールフールネタ?」と思った製品です。このデザインやカラーリングはマキタらしいのですが、少し嘘っぽく見えてしまいました。でもネタではなくきちんと製品化されていて、人気のため品薄となっているようです。

車で撮影に出かけたとき、よくコンビニに立ち寄ります。弁当などは温めてすぐに食べる感じですが、時間が経つと冷めてしまうため、すぐに食べないときは常温や冷やし系のものを選びます。後で温められれば良いのですが、電子レンジがある自宅や仕事場とは違い外出先ではできません。

それを叶えてくれるのがこの電子レンジです。40Vリチウムイオンバッテリーを使用する充電式工具「40Vmax」シリーズにラインアップされている製品で、屋外撮影や車中泊、災害時など、電源のない場所でも弁当を温めることができます。バッテリーは2本まで装着可能。出力500Wで3分間だと弁当を約11回温めることができます。バッテリー1本でも使用可能です。

販売価格は12万1,000円前後ですが、バッテリーや充電器は別売です。同シリーズの充電式工具をすでに使用していれば共有できますが、新規購入の場合は約10万円(バッテリー2本と1口充電器のセット)が追加で必要です。ドリルやチェーンソーは使いませんが、芝刈機などは庭の手入れで必要なので、今後は同シリーズで揃えてみるのも良いかもしれません。

2021年5月1日にスタートした本連載ですが、本日より3年目に突入です。毎日お付き合いいただきましてありがとうございます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。昨年は皆勤賞の副賞として、富士フイルムの「instax mini Evo」を編集部からいただきましたが、今年はこの製品がうれしいです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。