岡嶋和幸の「あとで買う」

453点目:ヴィンテージなスタイルのカメラバックパック

テンバ「FULTON V2 バックパック」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

テンバ「FULTON V2 バックパック」

カメラバッグは誰もがお気に入りのブランドがあると思います。昔はテンバをよく選んでいました。学生時代からの憧れのブランドだったのですが、他のブランドにも次々に魅力的な製品が登場し浮気するようになりました。好みや用途などによって選ぶ基準が違ってくるのは当然ですが、カメラバッグっぽくない製品を望むようになったことも関係しています。その後いろいろな製品を使っていますが、これまで愛用した中ではKATAはブランドがなくなり、クランプラーもラインアップが減っています。現在はシンクタンクフォトやピークデザインが中心ですが、最近のテンバは久しぶりに物欲をそそる感じです。

新しく登場した「FULTON V2 バックパック」シリーズはヴィンテージなスタイルで、ノートPCが前面のスペースに収納できる点が良いです。空港の手荷物検査で出し入れしやすい他、同サイズの雑誌や書類などを入れることもあるためアクセスしやすいのは大きなポイントです。カメラやレンズなどの機材収納スペースはリアアクセス式となっていて、このあたりも自分の撮影スタイルに合っている感じです。上部の開口部はロールトップ式です。

サイズは10L、14L、16L、色はいずれもブラック、タン/オリーブ、オールウェザー ブラックカモが選べます。耐水コーティングを施したオールウェザー ブラックカモも魅力的なのですが、タン/オリーブの配色が好みです。ブラックとタン/オリーブには撥水性に優れた600Dキャンバス生地が使用されています。サイズは13インチのノートPCを収納できる14Lを選ぶことになるでしょう。ブラックとタン/オリーブの販売価格は10Lが1万6,500円前後、14Lが1万9,000円前後、16Lが2万円前後です。オールウェザー ブラックカモは10Lが1万9,000円前後、14Lが2万円前後、16Lが2万2,500円前後です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。