岡嶋和幸の「あとで買う」

213点目:50人の巨匠の作品から5つの基本を学べる本

ヘンリー・キャロル「写真を撮りたくなったら読む本 最高の一枚を巨匠に学ぶ」

この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、Amazonの私のショッピングカートの中身をお届けします。とはいえ、いずれも購入前の商品なので、実際に使ってみた感想や評価などは特にありません。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

ヘンリー・キャロル「写真を撮りたくなったら読む本 最高の一枚を巨匠に学ぶ」

私の本は主に写真愛好家、特に近年はギャラリーなどで作品発表を目指す人に向けたものが多いです。でもデジタルカメラが多くの人の手に行き渡り、写真の楽しみ方も多様化しているため、そろそろ違った視点で別の何かを書きたいと考えています。

そのヒントになりそうなものがあれば参考にするのですが、最近見つけたのがこの本です。入門書と書かれていますが、教科書的な本ではないようです。巨匠と呼ばれる著名写真家の傑作から技術や理論を読み解くような内容で、販売価格は2,420円。Kindle版(2,299円)もあります。Amazonの商品ページで中身をチラ見できますが、とても読みやすく、ためになる言葉がたくさん詰まっていて刺激になりそうです。ページをめくるたびに写真を撮りに出かけたくなるような印象を受けました。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。