岡嶋和幸の「あとで買う」

156点目:カメラに自分の名前を入れて愛着を深める

F-Fotoのホットシューカバー

この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、Amazonの私のショッピングカートの中身をお届けします。とはいえ、いずれも購入前の商品なので、実際に使ってみた感想や評価などは特にありません。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

F-Fotoのホットシューカバー

30年以上前、当時愛用していたキヤノンのNew F-1というフィルムカメラには「K.OKAJIMA」と名前が刻まれていました。その後、EOS-1Vに乗り換えるため、3台あったそれらは全て手放したのですが、もしかしたら今も世界のどこかでシャッターが切られているかもしれません。それ以降に所有したカメラにはさすがに名前を入れることはありませんでしたが、特別な愛着が湧いたことを覚えています。今は他人とは違うストラップを選ぶなどして自分仕様を演出するわけですが、人気の撮影スポットで全く同じ組み合わせを手にした人と遭遇したときに、恥ずかしくて隠れたこともありました。

名前が入れられるホットシューカバーがありました。各社のカメラに対応しているようで、注文して1週間から10日間くらいで手元に届くようです。これならカメラを買い換えたときにも、同じメーカーなら付け替えられそうです。販売価格は3,000円前後。書体は斜体とブロック体が選べ、文字の色はゴールドやレッドなどにも対応可能とのこと。私の場合、商品ページのサンプル写真の「S.Nakajima」さんと名前の雰囲気が似ていて、これを参考にすると斜体の方が格好良さそうです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。