岡嶋和幸の「あとで買う」

148点目:薄型で手ごろなライトボックスが欲しい

進光社「NEW LEDトレーサーA4」

この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、Amazonの私のショッピングカートの中身をお届けします。とはいえ、いずれも購入前の商品なので、実際に使ってみた感想や評価などは特にありません。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

進光社「NEW LEDトレーサーA4」

古いライトボックスをずっと愛用しています。20年以上前にプロラボで購入した蛍光灯内蔵のものです。大きく厚みがあります。経年劣化でずいぶん暗くなっていて、輝度ムラもあります。正確な色の判断はできないとは分かっているのですが、近年は仕事ではなく私事のモノクロフィルムしか見ることがないので、壊れるまで使い続けようと思っていました。でもそろそろ限界なので、今度はLED内蔵の薄型のものにしたいのですが、写真用のライトボックスは2万円以上と安くはありません。

Amazonではトレース用のライトボックスがいろいろ販売されています。その中で良さそうだと思ったのがこの製品です。色温度が約5,000Kの高演色LED搭載で、販売価格は8,300円前後です。このメーカーは1963年からフジカラーブランドの写真用ライトボックスを製造しているそうで、それなら安心です。明るさが2倍のタイプや、A3サイズの製品などラインアップも豊富です。フィルムを見たりデジタイズする以外に、小物撮影のライティングなどで利用することもできます。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。