岡嶋和幸の「あとで買う」

複数のマイクをミキシングしてデジカメ動画を楽しみたい

1点目:TASCAMのリニアPCMレコーダー「DR-701D」

20年以上前に移住した千葉の海辺の町は、車がないと買い物に行けないくらい田舎です。いつもネット通販を利用していて、欲しい物があればすぐにショッピングカートに入れます。でも、そのままレジに進むのではなく、「あとで買う」に移してしばらく様子見をすることがほとんどです。値下がりなど何かのタイミングで購入する物もあれば、気持ちが冷めてしまって削除する物もあります。その間もショッピングカートには物がどんどん増え続けます。

この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、Amazonの私のショッピングカートの中身をお届けします。とはいえ、いずれも購入前の商品なので、実際に使ってみた感想や評価などは特にありません。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

TASCAM:リニアPCMレコーダー「DR-701D」

YouTubeでの動画配信、オンラインでの会議や授業などをきっかけに、「映像」だけでなく「音声」にも気を配るようになりました。耳障りな映像は見ていられないからと、最近は「レンズ沼」ではなく「マイク沼」にはまっています。いろいろ試しているうちにマイクが増えてきたので、それらをもっと生かそうと思いたどり着いたのが、TASCAMのミキサー統合型カメラ用リニアPCMレコーダー「DR-701D」です。販売価格は5万円前後。

フィールドレコーダーと呼ばれる製品で、三脚穴に取り付けてデジタルカメラと合体します。「DR-60D MKII」や「DR-70D」といったラインアップもあって価格も手ごろなのですが、こちらにしようと思った理由は映像とのクロック同期ができる点と、筐体素材にマグネシウム合金を採用している点です。

サンプル動画を見て「格好良い!」と思いました。私は見た目重視で、何事も形から入るタイプなのですが、購入をきっかけにさらにマイクが増えそうで怖いです。

岡嶋和幸

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。