12月号【矢代梢 + ペンタックスK-5】2週目
~バランスの良い小型ボディ!


 2週目カメラ設定は、上ブロックはISO400、絞りはF3.2、シャッタースピード1/125~1/160秒。レンズはFA 43mm F1.9 Limited。下ブロックは右上と右下がISO400、ほかはISO200、絞りはF3.2-3.5、シャッタースピードは1/200秒。レンズは、 DA★ 16-50mm F2.8 ED AL [IF] SDMを使っている。上下とも、若干暗いものの露出はほぼ一定なのがわかる。

 このカメラはコンパクトなわりに、実際持つと実にバランスよく手に収まる。ファインダーもかなり見やすく、ピントの山もはっきりわかる。またこのサイズだと電子ダイヤルは1つのケースも多いのだが、前後にあり、絞りとシャッタースピードの変更はワンタッチ。全体的にうまくまとまられていて、筆者的に「これはいいかも!」と好印象だ。

 ただ個人的に惜しい点は、シャッター音が静か過ぎること。一般的には静かな方が好まれるのだろうが、この手の撮影は、シャッター音でリズムをとるため、ガシャガシャ鳴った方が撮りやすい。

 もう1点気になったのは、FA 43mm F1.9 Limitedと比べると、DA★ 16-50mm F2.8 ED AL [IF] SDMはAFが少し遅い。またピントを迷うこともしばしばあった。絵や画角的に扱いやすいレンズなだけに、もう一押し頑張ってほしいところだ。

 バッテリー駆動時間は、6シーン撮影して計700枚ほど撮っているが、撮影終了までインジケータの変化は無し。液晶モニターも実際の写りに忠実な再生なので、信じて撮って問題ない。

 K-5は、オプションで「標準」、「AF分割マット」、「AFスケールマット」、「全面マット」と、4種類のフォーカシングスクリーンを変更できるのも特徴の一つ。ポートレートだと標準で十分だが、見やすいファインダーなだけに、用途に応じて変更して使いたい。

 矢代梢ちゃん、ブログによると最近iPhoneを買ったらしい。この撮影現場はもともとスマートフォン比率が高いだけに、結構欲しそうに眺めていたが、ヤッパリ! と言った感じだ。楽しんでいるかな!?(続く)

actress矢代梢@K-point
photographer西川和久
K-5
FA 43mm F1.9 Limited
DA★ 16-50mm F2.8 ED AL [IF] SDM



西川和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!http://www.iwh12.jp/blog/

2010/12/10/ 00:00