10月号【柏木美里 + シグマSD15】2週目
~オーソドックスな操作系で扱いやすいカメラ!


 2週目カメラの設定、上ブロックはISO100、絞りはF4-5、シャッタースピードは1/200~1/320秒。画角は28-43mmとなっている。まだ曇っているものの、撮影データからも分かるように結構明るくなってきた。下ブロックはISO100、絞りはF3.5、シャッタースピードは1/200秒固定で、クリップオンストロボ「EF-530 DG SUPER」を使用。焦点距離は17-38mm。

 本体の使用感であるが、毎回機材一式が筆者の手元に届いた後、チェックも兼ねて軽く撮影したり、よく使う機能、例えば「AF測距点の移動方法」、「ISO感度、絞り、シャッタースピード、単写、連写の設定」、「画像モード」、「液晶モニターとパソコンのディスプレイとの見え方の差」、「画像の確認方法」、「AF速度」、「レスポンス」、「十字キーの各機能」、「画像の削除やメディアのフォーマット」など、本当に基本的な部分を確認する。

 たまに癖のあるカメラもあるのだが、このSD15は非常にわかりやすい。つまりよくあるパターンで扱うことができ、特に学習しなければならない部分は無い。唯一、先週書いた「JPEG+RAW」モードが無い程度だった。またレスポンス自体は筆者が必要とする範囲内なのだが、RAWモード時にメディアへの書き込みが少し遅いのは気になった。

 AFの速度や精度に関しては、「17-50mm F2.8 EX DC OS HSM」と組み合わせて使う限りでは問題無し。ただ測距点が中央クロスタイプの5点だったこともあり、全て中央固定で撮影している。

 バッテリー駆動時間は、6シーン撮影して計580枚ほど撮っているが、最後の最後でインジケータが1目盛減っている。全てRAWで撮影していることもあり、妥当なところだと思われる。

 8月号、9月号とミラーレスカメラが続いたこともあり、久々の一眼レフカメラ。やはりこの手の撮影は撮りやすい。もしかするとフィルムカメラと同様に、近い未来はミラーレスカメラが主流となり、「一眼レフか、懐かしいなぁ」となる時代が来るかも知れないが、少なくとも現状は、どんな状況でも被写体を追えると言う点は、一眼レフに軍配が上がる。

 美里ちゃん、ブログによると先日のスマートフォン「IS03」の発表会に仕事で行っていたらしい。記事を見たとき「あれ!?」と思ったがやはりそうだった(笑)。明日、10月9日(土)に東京で撮影会があるので、興味のある人は遊びに行って欲しい。(続く)

actress柏木美里@K-point
photographer西川和久
SD15
17-50mm F2.8 EX DC OS HSM



西川和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!http://www.iwh12.jp/blog/

2010/10/8/ 00:00