5月号【木村亜梨沙 + キヤノンEOS-1D Mark IV】2週目
~暗い場所でもISO500で楽々撮影


 2週目カメラの設定、上ブロックはすべてISO500。絞りF3.2、シャッタースピード1/160~1/200秒。下ブロックは中央と右下がISO400、ほかはISO100。なお、右上と左下は、ストロボ「580EX II」を使っている。絞りはF3.2~F3.5、シャッタースピードは1/160~1/200秒。レンズは全て「EF 24-70mm F2.8 L USM」。

 実は、今週の上ブロックがこの日の撮りはじめだ。時間帯は10時前後。雪から雨に変わり、外はどんより暗い。当初のプランではすべてストロボを使う予定だったが「そう言えばこのクラスなら高感度でも大丈夫かな!?」とISO500へ切り替えた。先に書いたように、絞りF3.2、シャッタースピード1/160~1/200秒なので、筆者のいつものパターンとなる。

 これで露出的にはOKなのだが、暗いので「色が出るかな?」と、駄目もとでレフ板を入れ、とりあえずテストでシャッターを切ったところ……液晶モニターに表示された絵がもの凄く綺麗で「おー綺麗! いけるじゃん!」と、スタッフに見せると皆驚いた様子。この暗さでこれだけ色が乗るなら十分使える。

 また一般的に暗い場所ではAFが合い難いが、それなりに合焦しているので、1週目に書いた精度の高いAFというのは、暗い場所でも当てはまる。

 ただ1つ落とし穴があったとすれば、液晶モニタで見た時、綺麗に見えた画像は、PCで開くとRAW現像でどう触ってもあの鮮やかな画像にはならなかったこと。もう少し追い込めば+αがあるかも知れないが、今回掲載した感じでいっぱいっぱい。

 下ブロックは2カットをISO400で撮っているが、ISO500でもあの発色なので、もちろんまったく問題無い写りだ。また右下のカットは、素の画像ではもう少しシャドー(体の右側)が落ちているものの、RAW現像時にオートライティングオプティマイザを使って少し持ち上げた。

 亜梨沙ちゃん、サーキットではサクっと撮って直ぐに移動と言う感じで話す時間も無かったが、今回は合間合間でいろいろ話もできた。基本的に明るい子で、ポージングは結構大胆。一般的なグラビアと違い、この連載はあまり大胆なポーズは掲載できないので「あ! それ駄目~(笑)」、「はい(笑)」と、和やかな感じで進行した。(つづく)

actress木村亜梨沙Style Corporation
photographer西川和久
EOS-1D Mark IV
EF 24-70mm F2.8 L USM



西川和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!http://www.iwh12.jp/blog/

2010/5/14/ 00:00