どうしても荷物が多くなりがちな旅行。特に海外は帰国時にお土産が増えることを考えると、なるべく身軽に行きたいもの。そんなときに重宝するのがミニミニサイズのPENTAX Qカメラボディ&レンズたちです! 今回は昨年末に訪れたタイのプーケットの写真と共にレポートをお送りします。
■カメラだと気が付かれないカメラ?
まずあの時期のタイということで洪水の影響は? とよく聞かれるですが、プーケットは災害地域からかなり離れているので影響はありませんでしたし、乗り継ぎをするバンコクのスワンナプーム国際空港も被害がないように見えました。
日本を午前に出発する飛行機に乗ったのでバンコク到着時はまだ明るく、窓から街並みを眺めることができたのですが、そこでも水害らしきものは目に付きませんでした。ただ、プーケットに着いてからガイドさんに聞いた話では、水害にあっている地域では会社が休みになっているので、その休みを利用してプーケットに遊びに来る方もいるそうです。災害にも負けないそのポジティブな精神イイですね!
さて、海外に行って困るのがカメラをどうやって持ち歩くかです。絶対にNGなのは片方の肩にぷら〜んと引っ掛けて持ち歩く方法なのは、皆さんご存知の通り。引ったくりの被害はもちろんですが、レンズを外側にしていると壁や柱などにぶつけて破損してしまう恐れがあります。
なるべく体にぴったりと沿わせるために首から提げるか斜め掛けにして体の前に持ってくる方がいいのですが、あまりにも「カメラ持ってま〜す」風に見せながら歩くことが良くない治安の国もあります。そのような国では、できれば写真を撮るとき以外はバッグに入れておきたいものですが、いちいち出し入れがめんどくさい方は“スカーフで巻いて隠す”テクを使ってみてはいかがでしょうか。
【撮影時】ネックストラップの両サイドにスカーフの端をそれぞれ結び付け、残った輪の部分は首に引っ掛けます | 【収納時】首に引っ掛けていた輪の部分でレンズと液晶を保護するようにくるっと包みましょう |
この“スカーフ隠し”は、服に似合う気に入ったネックストラップが見付からなかったときに生まれたストラップ・アレンジのテクニックなのですが、そのまま首に掛けている輪の部分をカメラ部分に巻くことで「カメラなんて持ってないよ〜」というカモフラージュができることに……現地で気が付きました(笑)。
ちなみに日焼け防止のためにUV加工がされているスカーフなので、首に巻いているときは日焼け防止効果もバッチリです!(注:あくまで筆者個人のアイデアなので、ご使用はご自身の責任の下でお願い致します)
まあ、こんなことをしなくても、Qだとバッグの出し入れも片手で行なえるのでそれほど苦ではなく、この小ささなので首からぶら下げていてもあまりカメラだとは気が付かれにくいってオチもあったりしたんですけどね(笑)。
■フィッシュアイ×鮮やか仕上げにハマる!
プーケットはとにかく暑い! そして街や寺院がカラフル! ということで、画像仕上げは「鮮やか」モードにして、さらに彩度とコントラストとシャープネス(ファインシャープネスを使用)を最大値の4まで上げた画像がとにかくハマりました。暑いの関係ないじゃん?って思われた方、でも、暑いとテンションが上がってほんわかした優しい色合いよりも、ビビッドでメリハリの利いた色合いが好みになったりしません!?
画像仕上げの詳細設定はライブビューで効果を確かめながら設定することができます |
レンズは「PENTAX-03 FISH EYE」がなかなか楽しい働きをしてくれました。このフィッシュアイレンズはAFでのピント合わせができないので手動で行わないといけないのですが、目測だけではさすがにピントは合いにくいので、背面の十字キーの中央にあるOKボタンを押して、ライブビューの画像を拡大してピント合わせを行ないましょう。2倍と4倍に拡大することができます。
4倍に拡大。被写体の目的の箇所にピントが合っているかの確認は4倍がおすすめ | 2倍に拡大。ピント周辺のボケ具合などを確認する時に便利です |
■まとめ
Qを海外で使用するメリットとして、シャッター音が小さいという点もありました。せっかくの未知の土地、記念に沢山の写真を撮りたいものですが、レストランの店内などであまりにもシャッター音を響かせすぎるのもマナーとしてどうかな……と不安になったりしなくていいのが、このQです。
旅行好きでミラーレス機の購入を検討されている方には、ぜひ候補に入れて欲しい機種です!
- 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像をダウンロード後、800×600ピクセル前後の縮小画像を表示します。その後、クリックした箇所をピクセル等倍で表示します。
2012/1/20 00:00