写真展
松本仁成写真展「カメラ小僧が見た昭和」
(コニカミノルタプラザ)
Reported by 本誌:河野知佳(2016/4/6 12:30)
昭和生まれの私は、小学生低学年時代に終戦と戦後の混乱期を過ごし、家計を助けるため中学を卒業と同時に社会人になりました。定時制高校時代にカメラに興味を持ち、カメラ雑誌が先生で一年間読み漁り、知識を得たところでカメラを買ったのが、「カメラ小僧」の始まりです。
会社に入ってからは、見る風景、やることも全て新鮮で生き生きとした毎日でした。その頃に記録することに興味を持ち始め、写真を撮ることの楽しさを知りました。人を撮るのが好きで、人の姿から今の社会情勢、暮らしがわかり、自分の体験にも通じるので、休みの日にはカメラを肩に街中スナップによく出かけました。
現在は、人にカメラを向けることに躊躇するような時代になり、時代を記録することの難しさを感じていますが、今回の写真展は昭和があって平成がある、その意味でもこの写真展から何かを感じて頂ければ幸いです。
会場・スケジュールなど
- ・会場:コニカミノルタプラザ(ギャラリーC)
- ・住所:東京都新宿区新宿3-26-11新宿高野ビル4階(フルーツの高野4階)
- ・会期:2016年4月12日火曜日~2016年4月21日木曜日
- ・時間:10時30分~19時(最終日15時まで)
- ・休館:会期中無休
- ・入場:無料
作者プロフィール
1938年生まれ
1996年 「アンコールワット 消えゆく女神たち」 ミノルタフォトスペース新宿
2000年 「ぶらりチベット」 ミノルタフォトスペース新宿
2009年 「追憶 昭和30年代」 コニカミノルタプラザ
日本写真作家協会会員