写真展

南真司写真展「地方都市 鳥瞰図」

(ニコンサロン)

作者が住んでいる和歌山市は、徳川御三家のひとつ紀州藩の城下町として栄え、現在は南北に長い和歌山県の行政、商工業の中心的な役割を果たしている。

作者は、和歌山市の街の光景や地域の営みを、自宅の周辺を中心に撮影してきた。身近な場所でも、見方を変えると「撮ってくれ」と訴えかけてくるものがたくさんある。身近な被写体は、いつでも撮り直しが可能である一方、新たな発見もある。

今回の展示は、和歌山市の街で撮ったものから、俯瞰撮影したもので構成した。

街を俯瞰すると、いつも見ている景色が興味をそそるものに変化するときがある。太陽高度の変化が、特定の時期に創り出す光と影のアート。雨がアスファルトを黒変させ、そこを通る様々な傘。季節により変化する樹木や人々。作者はこれら小さな事件の瞬間に感動し、シャッターを切ってきた。これからも街の変化を記録し続けるという。

(写真展情報より)

会場・スケジュールなど

  • ・会場:ニコンサロンbis大阪
  • ・住所:大阪市北区梅田2-2-2ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階
  • ・会期:2015年3月5日木曜日~2015年3月11日水曜日
  • ・時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
  • ・休館:会期中無休
  • ・入場:無料

作者プロフィール

1957年大阪府生まれ。和歌山県職員。1994年われら地球人フォトフェスティバル入選。1999年日本フォトコンテスト年度賞。2000年コダックフォトコンテスト佳作入選。2003年日本カメラ年度賞。2004年富士フイルムフォトコンテスト銅賞。ニッコールフォトコンテスト入選。サロン・ド・ニッコール第2席入賞。

主な写真展に、2004年「写団創和」写真展に出品。2011年マスキー写真展に出品がある。

(本誌:河野知佳)