今年もCP+ブースレポートの合間に見かけた気になるカメラバッグやストラップについて、筆者の注目ブランドをお伝えしたい。
BARBER SHOP
イタリアデザイン・イタリア製のカメラバッグが日本上陸。丸みのあるフォルムで、しっとり柔らかいレザーの質感や金属パーツのディテールなど隙がなく、高級感が漂う。いくぶんカジュアルなキャンバス地のモデルもあった。
いちばん小型の「SMART BOB」。レンズを装着したミラーレスカメラと交換レンズ1本程度のサイズ感 ショルダーバッグの「BOB CUT」。一眼レフカメラや13型ノートPCに対応 ウィークエンダーの「QUIFF」。48×21×21cmの大きさ このほど日本のディストリビューターが見つかったようで、3月頃から発売される見込みとのこと。国内流通すれば店頭で実物を目にする機会も増えそうで、ラインナップや販売価格などの続報を楽しみに待ちたい。ちなみにカメラバッグのメーカー直販価格は約200〜600ユーロ程度のプライスレンジ。
広い通路に面したブースなので、通りすがりにレザーの手触りだけでも試してみてはいかがだろうか。配布カタログには直販サイトの割引クーポンコードも付いていた。
BAMBI
有名な時計バンドメーカー「バンビ」が3年目の出展。当初は時計バンドの製造で扱い慣れた素材やパーツを元にしたアイデア製品という印象だったが、今年は顔ぶれがガラリと変わり、レザーの縫製技術を活かした高級志向のバッグなどを展示。いよいよ参考展示だけでなく発売されることになった。
GUIDI革とワックス帆布を組み合わせたトートバッグ。54×39×16cmの大きさ。8万3,000円 ワックス帆布に明るいカラーのレザーがアクセントになっている。金具にはビンテージ風加工を施した。一眼レフカメラとレンズ2本、クリップオンストロボ程度を想定。3万7,600円 帆布とレザーを組み合わせたバッグ。ミラーレスカメラとレンズ2本程度を想定。2万5,000円 GUIDI革のストラップ。両端寄りの部分は薄く、首当ての部分は厚くなっている。レザーを繋ぐのも時計ベルト製造技術の応用だという。1万200円 ウォッシュドレザーとワックス帆布を組み合わせた40mmストラップ。6,950円 ワックス帆布の40mm幅ストラップは4色展開。3,450円 上記はいずれも発売が決まった商品群ではあるが、CP+のブース出展を通じてさらにユーザーの声を集めたいとのこと。
ピンが着脱式のエイドバックルを利用し、素早くストラップを着脱できる提案(参考展示)。表面の輝きが外観上のアクセントになりそう ONA
ライカユーザーの間で知名度を高めているONAのカメラバッグ。日本ではイデアミクスが取り扱っている。外装は大きく分けてキャンバスとレザーの2タイプが用意されており、どちらも素材の質感とタフさ、金属パーツのリッチな作りを特徴としている。
発表されたばかりの「ブラックレザーコレクション」を一足先に見られる なお、CP+会場内の別フロアにあるアウトレットコーナーでは、ONAの旧仕様カメラバッグをお手頃価格で販売していた。数に限りはあるが、興味のある方はチェックしてみてほしい。