イベントレポート

【CP+】バンガード、新発売の最上位ライン「ALTAコレクション」

ドローン対応にもなるバックパック、機内持ち込み向けトローリー

株式会社ガードフォースジャパンの扱うバンガードブランドのブースは、カメラバッグ、三脚など、トップエンドからカジュアル志向のコレクションまで新製品を揃えている。

フルラインナップの中から今回は、最もシリアスフォトグラファー向けとしているトップエンドのALTAコレクション最新モデル「アルタスカイ」(ALTA SKY)と「アルタフライ」(ALTA FLY)に注目。プロダクトマネージャーとデザイナーにアピールポイントを聞いた。

プロダクトマネージャー/デザイナーの澤田務さん、バンガード本社のプロダクトマーケティングマネージャーであるベリーナ・イズラエルさん

アルタスカイ(ALTA SKY)

「スカイボーン」シリーズを継承するハイエンドのバックパック。頑丈かつクイックな機材出し入れも可能としつつ、このクラスのバッグとしては軽量に仕上げた点をアピールする。5モデル展開で、いずれもポケット類を豊富に備えつつスマートな見た目にデザインされている。

ALTA SLY 51D
高機能を表に出さず、カメラバッグ的な主張を抑えたデザインになっている

バンガードのバッグデザイナーであるベリーナさんは、これまで17年にわたりバッグのデザインをしてきた経験を持ち、今回のアルタスカイを2017年時点での100%を盛り込んだ「イチバンのカメラバッグ」と自信を見せる。

着脱式の固定ベルト。固定したいアイテム(ドローンなど)に合わせて位置や掛け方を変えられる。使わないときは、取り外せば見た目がよりシンプルになる
カメラ機材へのサイドアクセス
フラップを開けた状態でも閉じた状態でも使えるポケット
正面ポケットは左右両方からアクセス可能
下段気室にもミラーレスカメラ機材が入るほどのスペース
肉厚のパッドは、背負う際にねじれにくいメリットもある
背中や腰周りのサポート
三脚ケースとの組み合わせ。デザインが共通しており一体感がある
アルタプロ三脚。黄色のアクセント、脚パイプのパターンなどが共通デザイン

アルタフライ(ALTA FLY)

機内持ち込み対応モデルを用意する、トローリータイプのカメラバッグ。上に座れるぐらいの頑丈さをアピールする。3モデルの中でも、人気の従来モデルであるクオヴィオ49Tを継承する「ALTA FLY 49T」がプロダクトマネージャー澤田さんのイチオシ。

ALTA FLY 49T
側面にハンドル。バッグ全体を薄く仕上げることにもこだわっているという
複数のハンドルは、航空機の手荷物収納スペースに載せる際に便利
トップアクセスの部分。ディバイダーの組み方次第で、長さのある望遠ズームレンズを付けた一眼レフを縦に収納したり、小型三脚を縦に収めたりも可能。ノートPC収納スペースは緩衝材入り
機材部分はフルオープン可能。ベルトで全開しないようにもできる
全モデルにレインカバーが付属
サイド部分にポーチが収まっている
T型ハンドルの左右に生じるデッドスペースに、2つに色分けされたポーチを装備
例えば機内持ち込みの際、手元に置いておきたい小物だけを入れておける
ハンドルにアルタライズのショルダーバッグを取り付け
前面のベルトにもバッグなどを取り付けられる

49Tの他にはドローン対応のディバイダーを持つモデルもあり、その際は色分けされたディバイダーだけを残して組み上げるとドローン用になる仕組み。インナーを「カメラ用」「ドローン用」と取り替える必要がなく、1つのバッグの同じインナーを組み替えて両対応としているのがこだわりのポイント。

グレーのディバイダーだけを使うと、ドローン収納用に組み上がる

そのほか

本稿で取り上げたアルタコレクションだけでなく、ブース内には同ブランドの各コレクションが勢揃い。自分の使用機材、撮影フィールド、移動スタイルにフィットする製品を探してほしい。

アルタコレクションと好対照のカジュアル系ライン「ベオコレクション」
トラベルテイストの「ハバナ」
撮影地で最近よく見る大容量シリーズ「ヘラルダー」

本誌:鈴木誠