イベントレポート

【CP+】銀一、Really Right Stuffの三脚と雲台を展示

世界唯一のRRS代理店。シンクタンクフォトの新製品も

銀一株式会社のブースでは、2月から取り扱いを始めたアメリカのカメラプレートメーカー「Really Right Stuff」(RRS)の製品を展示していた。

RRSは、特定のカメラ機種に合わせた専用設計カメラプレートの先駆けとして知られるブランド。1990年代に米国で創業して以来、製品が世界中から高い評価を受けているが、大規模な量産を行なうほどの事業規模ではなく生産が追いつかないため、これまで米国以外の国からRRSの製品を入手するには、個人輸入を行なう必要があった。

今回、RRSのスタッフ増員に伴い、銀一が日本の代理店をつとめることになったことを発表している。製品の輸入、国内供給、サービス、サポートを担当する。銀一のスタッフによれば、RRS側からすれば、海外供給が可能になったとはいえ、すぐに事業規模を大きくはできないため、現状では銀一が世界で唯一のRRSの海外代理店だという。

RRSといえばL型プレートやレバーリリースクランプが有名だが、CP+での展示では、近年参入を果たした三脚やボールヘッド雲台も用意している。三脚はすべてカーボンパイプで、現状では4段三脚3機種と、3段三脚2機種の合計5機種をラインナップしている。希望小売価格は税別14万7,000円から。

銀一が当初取り扱うRRSの三脚は、コラムを搭載しないヴァーサシリーズ4機種と、着脱式のコラムを搭載するクイックコラムシリーズ1機種

ボールヘッド雲台は、三脚用4機種と一脚用1機種の合計5機種を展開。耐荷重4kgの小型モデルから、耐荷重23kgに達する重量級モデルまで用意している。希望小売価格は税別3万2,000円から。

耐荷重23kgの最上位ボールヘッド雲台「BH-55LR」
ジンバルヘッド「PG-01 LR with Flat Base」
RRS製品の試用コーナー。根強いファンのいるブランドだけに、注目度はかなり高いようだった

カメラバッグの新製品としては、2月20日に発売したシンクタンクフォトのショルダーカメラバッグ「シグネチャー10」と「シグネチャー13」を展示していた。ウール生地の手触りとクラシックな外観デザインが特徴。来場者からの評判も上々という。

ショルダーカメラバッグ「シグネチャー10」(左)と「シグネチャー13」(右)
シグネチャー10内部
シグネチャー13内部
紐材にクライミングロープを用いた「YOSEMITE CAMERA STRAP」
台湾ナインドットソリューションズのパン装置「Cパンカメラガイドアーム」。水平、垂直、斜め方向へのスムーズなパン操作が可能
シンクタンクフォト「エアポートテイクオフV2.0」
ピークデザインの「エブリデイ バックパック」シリーズ。発売以来品薄が続いているという
シンクタンクフォトの派生ブランド、マインドシフトの軽量バックパック「サイドパス」
腰巻きにすることで速写性を重視するカメラカバー「ウルトラライトDSLRカバー20」
銀塩フィルムの新製品もあった
オプテックのストラップ
ドンケのショルダーバッグ
Syrpのモーションコントロールデバイス
ATOMOS(アトモス)のモニター一体型ポータブルレコーダー
取材中、なぜか突然フレームインしてポーズを決めてきた米国のピークデザインスタッフ

関根慎一