イベント
【INSIGHT公開講座】志賀理江子×朝吹真理子「写真が抗うもの」
Reported by 本誌:河野知佳(2015/7/2 07:00)
INSIGHT:IMA PHOTO SCHOOLは多様化する写真表現を多角的に学ぶ場です。第一線で活躍する写真家、編集者、デザイナー、キュレーター、ギャラリストらを講師に迎え、新しい写真表現を生み出すための実践的な知識を身につけることができます。少人数性で長期にわたって展開される2つのワークショップクラスに加えて、一般の方も受講可能なトークやレクチャーなどの座学を中心としたオルタナティブ・クラスの第一弾として、写真家の志賀理江子さんと小説家の朝吹真理子さんをお招きしてトークイベントを開催したいと思います。
志賀理江子さんは『カナリア門』(2009/赤々舎)でのテキストに代表されるように、写真そのものも鮮烈なイメージでありながら、そこにあるコトバは、イメージの深層にある一つの物語の表象であり、多くの人を惹き付けてやみません。また朝吹真理子さんは、志賀さんのテキストを「本来言葉からいちばん遠い、感覚やイメージを、言葉によって考え言葉を自ら定義して使っている」と評し、その写真を「放射的に存在する時間」「見え過ぎて何も見えなくなる」と語っているように、その志賀さんの写真やテキストに強く惹かれてやまない作家の一人です。プライベートでも親交のある二人による写真とコトバの往復運動とも言える刺激的なトークが展開されます。是非この機会に足をお運びください。
(イベント情報より)
イベント名
志賀理江子×朝吹真理子「写真が抗うもの」
出演者
志賀理江子(写真家)
1980 年、愛知生まれ。宮城在住。『Lilly』『CANARY』の2冊で、2008年度木村伊兵衛賞を受賞。2009年にNY ICPインフィニティアワード新人賞受賞。2010年には『カナリア門』を出版。 2012年、第28回東川賞新人作家賞受賞。2012年にせんだいメディアテークで展覧会「螺旋海岸」を開催。展示に伴いテキスト集 『螺旋海岸 | notebook』、写真集『螺旋海岸 | album』を刊行。
朝吹真理子(小説家)
1984年生まれ。慶應義塾大学院前期博士課程修了。2009年、「流跡」でデビュー。2010年、同作でドゥマゴ文学賞を受賞。2011年「きことわ」で第144回芥川賞受賞。2013年飴屋法水との共同創作「いりくちでくち」を発表(ともに新潮社)
日時
2015年7月5日日曜日14時~
開催場所
IMA CONCEPTSTORE(東京都港区六本木5-17-1AXISビル3階)
定員
60名
料金(税込)
一般:2,000円 /雑誌『IMA』定期購読会員:1,500円
申し込み期限
2015年7月4日土曜日
申し込み方法
イベントページから申し込み
主催
IMA CONCEPT STORE