デジタルカメラマガジン
4月号特集から「小型カメラバッグ10選」をチラ見せ
藤井智弘さんによるポイント紹介を収録
2017年3月23日 13:25
デジタルカメラマガジン2017年4月号の特集から「ミラーレス派に最適 小さい! カッコいい! 使いやすい! 小型カメラバッグ10選」の一部を紹介します。
ミラーレスカメラが汎用システムカメラとしての存在感をますます高める中、その小ささを活かした身軽な撮影シーンに持ち出したいカメラバッグ10製品を、デジタルカメラマガジン編集部がセレクト。写真家の藤井智弘さんに、各製品の概要と見どころを紹介してもらいました。
各製品の紹介には、オリンパスのOM-D E-M5 Mark IIを基準に「どのレンズが一緒に入ったか」「どんな手回り品が入ったか」も併記。リアルな使い勝手が伝わるはずです。
加えて実物をイメージしやすい写真だけでなく、レインカバーや撥水加工の有無、カメラを保護するインナーボックスが取り外せるかどうか、PCやタブレットを入れるスペースはあるか、といったチェックポイントも表にまとまっています。最新カメラバッグの多様性が伝わる顔ぶれとなりました。
本ページでは、その中から2製品について抜粋します(以下、文:藤井智弘)。
耐候性と収納力を備えた、TENBAの進化モデル:TENBA DNA8
カメラバッグの名門、TENBA(テンバ)の小型ショルダーバッグ。内部の仕切りは上下に分けることができ、標準レンズ付きミラーレス機と交換レンズ3〜4本を収納できる。本体の大きさからは信じられないくらいの収納力を誇る。
また、ファスナーには大きなタブがありスムーズな開閉が可能。フラップの留め具もスピーディーな着脱ができるなど、使い心地も優れている。
仕切りが使いやすい
上下を分ける仕切りが付属しているので、使用頻度が低いレンズを下に、よく使うレンズを上に、など上下に機材が入れられ、収納スペースを効率良く使える。また内部が明るいグレーで、暗い場所でも視認性が高いのも特徴だ。
望遠ズームも入る収納の柔軟性が魅力:DOMKE F-3X
中型のF-2と並ぶ、DOMKE(ドンケ)のベストセラーモデル。キャンバス地は風合いに優れ、軽くて丈夫。特に報道カメラマンに愛用者が多い。F-3Xのメイン気室は、標準レンズ付きミラーレス機が1台と、大口径望遠ズームを含む交換レンズ3本を入れてもまだ余裕がある。工夫すればまだまだ入りそうだ。
ただし、移動できる仕切りは1枚のみでレイアウトの自由度はあまりない。両サイドにあるポケットも大きく、小物をたっぷり収納できる。
高い柔軟性と収納力
素材にウレタンパッドなどがほとんどないため、機材の保護という面では不利。しかしその分、柔軟性があり、やや無理やりでも収納できてしまうのが特徴だ。機材以外にも、セーターやウインドブレーカーを本体とフラップの間に挟める。
キャンバス地の風合い
キャンバス地はカメラバッグらしさを感じさせず、さり気ない街のスナップに向いている。しかも風合いに優れており、使い込むとナイロンやレザーとは異なる味わいが出て愛着も湧いてくる。それがDOMKEの大きな魅力といえる。
仕切りの移動:○(限定的)、レインカバーの付属:×、撥水加工:○(ワックスウェアのみ)、インナー取り外し:×、PC・タブレット:×
- 実勢価格:2万3,000円前後
- カラー:サンド、ブラック、オリーブ、ワックスウェア
- 素材:コットン
- 外寸(W×H×D):約340×260×180mm
- 内寸(W×H×D):約240×220×140mm
- 質量:約1,000g
- 販売:銀一