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マンフロット、小型軽量「290」三脚シリーズを刷新
センターポール可倒式など 雲台804RC2もリニューアル
Reported by 本誌:折本幸治(2015/12/7 17:09)
マンフロット株式会社は、290三脚シリーズをリニューアルして、12月22日より順次発売すると発表した。
290シリーズは、定番の190シリーズをもとに開発された小型三脚。2011年にアルミ脚モデルが、2012年にカーボンコンポジットモデルが登場しており、今回どちらも刷新された。
今回よりコレクションを「290 LIGHT」、「290 XTRA」「290 XTRA カーボン」「290 DUAL」といった具合に、エントリークラスからハイエンドモデルへとラインナップを拡充。段数はいずれも3段。一脚も同時にリニューアルした。
ほぼすべての製品が12月22日に発売。ただし、センターポール可倒式のMK290DUA3-3W(290DUAL アルミニウム 3段三脚+3ウェイ雲台キット)のみ、2016年1月27日に発売する。
※記事中の価格はいずれも税別
290 LIGHT
エントリークラスのアルミ脚モデル。段数は3。従来モデルと比較すると、293のポジションが一番近い。22.5mmの脚径を確保しながらも、格納高をを60cm未満に抑えており、290シリーズの中では携行性優先モデルという位置付け。
開脚角度は23度と51度の2段階。
3ウェイ雲台キットが付属する「MK290LTA3-3W」「MK290LTA3-BH」をラインナップ。価格はどちらも2万3,000円(税別)。
290 XTRA
既存の294系列の特徴を引き継ぐアルミ脚モデル。290 LIGHTより伸高が高く、アイレベルでの撮影にも対応できるという。
開脚角度は25度、46度、66度、88度の4段階。キャリングケースが付属する。
2ウェイ雲台キット「MK290XTA3-2W」(3万1,500円)、3ウェイ雲台キット「MK290XTA3-3W」(3万500円)、ボール雲台キット「MK290XTA3-BH」(3万500円)の3モデルより選択できる。
主な仕様
MK290XTA3-2W(290XTRA アルミニウム 3段三脚+2ウェイ雲台キット)
段数3・脚径26/22.5/19mm・全伸高169.5cm・伸高146cm・最低高40.5cm・格納高69.5cm・自重2.56kg・最大耐荷重4kg
MK290XTA3-3W(290XTRA アルミニウム 3段三脚+3ウェイ雲台キット)
段数3・脚径26/22.5/19mm・全伸高171.5cm・伸高147.5cm・最低高42cm・格納高70.7cm・自重2.52kg・最大耐荷重4kg
290 XTRA カーボン
上記290 XTRAのカーボン脚仕様。キットは3ウェイ雲台付属のMK290XTC3-3W、ボール雲台付属のMK290XTC3-BHが用意される。価格はいずれも4万9,500円。
290 DUAL
センターポール可倒機構を備えたシリーズハイエンドモデル。仕組みとしては、190/055シリーズが採用している、センターポールを引き出して最大90度まで倒せるタイプだ。シリーズ随一の最低高5.5cmを誇り、ローアングル撮影や俯瞰撮影などを得意とする。
脚素材はアルミ。脚径や開脚角度などは290 XTRAと同じ。
後述の新3ウェイ雲台が付属するキットのみが提供され、価格は3万6,000円。
290一脚
4段タイプの一脚。アルミとカーボンの2タイプをラインナップする。
ラバー製のグリップとリストストラップを改善。人間工学をもとにデザインと素材を変更することで、フィット感と操作感を向上させたという。
従来モデルと同じく、1/4インチ-3/8インチ兼用ネジを備える。
価格は、MM290A4(290 アルミニウム一脚 4 段)が8,800円、MM290C4(290 カーボン一脚 4段)が1万5,800円。