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【CP+】ベルボン、横位置→縦位置で光軸位置が変わらない雲台

クランク式エレベーターのカーボン三脚も

CP+2015のベルボンブースでは、雲台と三脚の新製品の他、参考出品のアイテムを展示していた。

新型雲台のPHD-66Qは、カメラを縦位置にした際に、レンズの光軸移動がほとんど無いという雲台。雲台に搭載したレボルビング機能により、光軸位置を保ったまま縦位置に移行できる。縦位置、横位置を切り替えた際の構図修正が軽減される。

PHD-66Q
横位置(左)から縦位置(右)にしたところ。スムーズに動く

耐荷重は3kgで、クイックシュー式。税別2万6,200円で春に発売する。クイックシューのベースは傾き調整機構を搭載しており、水平出しができる。

また三脚では、新シリーズのProfessional Geo Vを展示。センターポールをクランクによって上下できる機能を備えている。

Professional Geo V640
クランク式エレベーターを採用。高さの微調整が容易にできる
エレベーターの軽量化も図った

3段のV630(税別7万8,000円)と4段のV640(税別7万9,400円)を用意し、春に発売する。いずれもサンニッパや中判カメラに対応する。

両三脚ともナットロック式を採用するが、今回新たにナットを90度動かすだけでロックとリリースができる「Vロック」という機構を採用した。従来のようにナットをぐるぐる回す必要が無く、より素早い脚の伸縮が可能。

新たにVロックを採用した
軽量化とともにナットの脱落防止機構も盛り込んだ

併せてVロックを使った一脚Geo Pod Vも春に発売する。いずれもカーボンパイプを採用しており、価格は税別2万6,300円~4万3,500円。蹄型石突を採用しており、支点がずれにくいという。一般的な石突も付属し、交換もできる。

Geo Pod V。蹄型石突は安定性が高いという

また、製品化未定の参考展示も見ることができた。

動画用雲台とそれに合わせた三脚。ベルボンでは動画よりも野鳥撮影など超望遠レンズを使うシーンを想定している
クリップ付きのスマートフォン用スタンド
こちらはフリクションコトンロール付きの自由雲台

(本誌:武石修)