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キヤノン、EOS-1D X/5D Mark IIIの最新ファームウェアを公開
広角レンズでのライブビューAFの制御性が向上
Reported by 本誌:鈴木誠(2015/1/29 18:53)
キヤノンは1月29日、デジタル一眼レフカメラ「EOS-1D X」「EOS 5D Mark III」の最新ファームウェアを公開した。
それぞれの更新内容は次の通り(引用)。
EOS-1D X(Version 2.0.7)
- 1.広角レンズ(単焦点およびズーム)使用におけるライブビュー撮影時のAFの制御性を向上しました。
- 2.長秒時(数分)で撮影した場合に、撮影した画像(静止画)の右端に縦のラインが出ることがある現象を修正しました。
- 3.長秒時(1秒よりも遅い)でAEBの連続撮影を行った場合に、AEBが正常に動作しないことがある現象を修正しました。
- 4.ピクチャースタイル「オート」の制御に関する信頼性を向上しました。
- 5.水準器の表示が正常に動作しないことがある現象を修正しました。
- 6.「カメラ設定の保存と読み込み」で、「カスタム撮影モード(C1-C3)」の色空間の情報が保存されない現象を修正しました。※1
- 7.メニュー画面に表示する”英語”の誤記を修正しました。
※1 この修正により、ファームウエア Version 2.0.7 のカメラは、旧ファームウエア Version 2.0.3(以前)のカメラで作成した ”カメラ設定ファイル” を読み込むことができません。
“カメラ設定ファイル” が必要な場合は、ファームウエア Version 2.0.7 にアップデート後に作成してください。
EOS 5D Mark III(Version 1.3.3)
- 1.広角レンズ(単焦点およびズーム)使用におけるライブビュー撮影時のAFの制御性を向上しました。
- 2.メニュー画面に表示する”英語”の誤記を修正しました。
EOS-1D Xは、有効約1,810万画素の35mmフルサイズ相当CMOSセンサーを採用するフラッグシップ機。画像処理エンジンはデュアルDIGIC5+。秒12コマの連写に対応する。発売は2012年6月。実勢価格は税込61万3,440円前後。
EOS 5D Mark IIIは、有効約2,230万画素の35mmフルサイズ相当CMOSセンサーを採用。画像処理エンジンはDIGIC5+。静音撮影に対応する。発売は2012年3月。ボディ単体の実勢価格は税込32万5,840円前後。