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ペンタックス「DA 16-85mmF3.5-5.6」が正式発表

広角24.5mm相当からの標準ズームレンズ 小型軽量で防滴構造

リコーイメージング株式会社は、交換レンズ「HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR」の発売を正式に発表した。

フォトキナ2014で参考出品されていた3本のレンズのうちの1本。具体的な発売日は未定で、発表資料では「近日発売」となっている。

価格はオープン。店頭予想価格は税別で7万円台半ばと見られる。

焦点距離24.5-130mm相当(35mm判換算)の画角をカバーするKマウントの交換レンズ。ズーム比は5.3倍。小型軽量かつ防滴構造を採用する。

Kマウントの現行レンズのうち、16mmからスタートするズームレンズとしては、「smc PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF]SDM」が知られている。今回の新製品はF値を抑えたこともあり、従来の16-50mmF2.8よりも大幅な小型化を実現している。

レンズ構成は12群16枚。高性能非球面レンズ3枚、特殊低分散(ED)ガラス1枚使用。色のにじみの少ない描写を実現したという。従来の同クラスのレンズより解像度を高めたのも特徴としている。

AF後にMFで微調整が可能なクイックシフト・フォーカス・システムを採用する。フォーカス用のモーターには、静かで滑らかというDCモーターを採用した。

レンズ前面には汚れに強いSP(Super Protect)コーティングが施されている。

7枚羽根の円形絞りを採用。

最短撮影距離は0.35m。最大撮影倍率は0.26倍。

フィルター径は72mm。外形寸法は約78×94mm(最大径×全長)。質量は約488g。

なお10月30日現在、フォトキナ2014で参考出品されていた残りの2本、「大口径望遠ズームレンズ」および「超望遠ズームレンズ」についてのアナウンスはない。

(本誌:折本幸治)