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オリンパス、世界最薄の電動標準ズームレンズ

自動開閉キャップに対応

 オリンパスは、電動ズームを搭載したマイクロフォーサーズレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」を2月下旬に発売する。価格は4万4,100円。ブラックとシルバーを用意する。

 35mm判換算の焦点距離28-84mm相当の標準ズームレンズ。電動ズームを搭載した標準ズームレンズとしては世界最薄となる全長22.5mm(沈胴時)を実現した。同社では「パンケーキズームレンズ」と呼ぶ。重量は約93g。フィルター径は37mm。

 同社の電動ズームレンズとしては「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ」(2012年1月発売)に続く2本目。

 同日発表のマイクロフォーサーズ機「OLYMPUS OM-D E-M10」のキットレンズに設定されている。

OLYMPUS OM-D E-M10に装着したところ(左:撮影時、右:沈胴時)。

 ズーム位置エンコーダーを直線型から回転型に変更したほか、沈胴時のスペースの見直し、絞り機構の位置変更や光学系の見直しなどで小型化を実現した。

 既存の「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R」(2011年7月発売)とほぼ同じレンズ構成のまま小型化し、画質を継承した。レンズ構成はスーパーHRレンズ1枚、EDレンズ1枚、非球面レンズ3枚を含む7群8枚。

 カメラの電源に連動してレンズが沈胴位置から撮影位置に移行する。静止画撮影時は、ズームリングの回転角により2段階の可変速ズームが可能。

 最短撮影距離は0.2m(広角)、0.25m(望遠)。最大撮影倍率は0.225倍。

 また自動開閉レンズキャップ「LC-37C」(5,250円)もオプションで用意する。ボディーの電源に連動してレンズバリアが開閉する。自動開閉レンズキャップは、同社の交換レンズでは初めて。

LC-37C
装着例

(本誌:武石修)