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シグマ、初の全域F1.8標準ズーム「18-35mm F1.8 DC HSM」開発発表

 シグマは18日、交換レンズ「SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM」の開発を発表した。発売時期と価格は未定。

 APS-C機用の大口径標準ズームレンズ。35mm判換算で27-52.5mm相当(1.5倍換算)の画角となる。ズーム比は約2倍と標準ズームレンズとしては比較的低いが、ズーム全域でF1.8の明るさを実現した。デジタル一眼レフ用交換レンズで全域F1.8のレンズは世界初だとしている。

 同社のプロダクトラインのうち、作家性を生かした写真作りに適するという「Artライン」のモデル。従来の超広角ズームレンズで培った収差補正などのノウハウを活かして、非点収差などを抑制し大口径化したとしている。フォーカス駆動は超音波モーターで、フルタイムMFが可能。手ブレ補正機構は非搭載。

 パソコンでピント位置などを調整できる「USB DOCK」にも対応する。

 レンズ構成は12群17枚。インナーズーム、インナーフォーカス式を採用する。最短撮影距離は28cm。最大撮影倍率は1:4.3。絞りは9枚羽根の円形絞り。フィルター径は72mm。最大径×全長は78×121mm。重量は810g。(数値はいずれもシグマ用)

同梱のフードを装着したところ

(本誌:武石修)