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全域F1.8の大口径標準ズームレンズ「Sigma 17-40mm F1.8 DC|Art」
焦点域を拡大しつつ30%軽量化
2025年6月17日 14:04
株式会社シグマは6月17日(火)、APS-Cセンサー向けの交換レンズ「Sigma 17-40mm F1.8 DC|Art」を発表した。ズーム全域で開放F1.8、さらに標準域での約2.3倍のズーム比を実現している。
初の全域F1.8を可能にした「SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM」(2014年発売)の革新性を受け継いだという交換レンズ。開放Fナンバーはそのままに、焦点距離を広角側・望遠側ともに拡張。そのうえで軽量化を果たした。35mm判換算での焦点距離は25.5-60mm相当(キヤノンRF用は約27.2-64mm相当)。
最新の技術で画質・使い勝手を強化
SLDガラス4枚、非球面レンズ4枚を含む11群17枚のレンズ構成。開放F1.8から高い解像感を実現したとする。逆光時のフレアおよびゴーストに対しては、最先端のシミュレーション技術とスーパーマルチレイヤーコーティングで抑制しているという。
重量は535g。「SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM」から30%の軽量化になる。ズームで全長が変化しないインナーズームを採用。防塵防滴構造・レンズ最前面への撥水防汚コートもとりいれている。
AF駆動時に作動するするのは「HLA(High-response Linear Actuator)」。静粛かつ高速・高精度なオートフォーカスを実現するとしている。フォーカスブリージングについても対策したという。
本体に絞りリングを装備。クリックスイッチのOFFも可能で、動画撮影時の操作性や静音性にも配慮した。絞りリングの誤作動を防止する絞りリングロックスイッチも利用できる。カメラの機能を割り当てられるAFLボタンを2カ所備えている。
マウント交換サービスおよびUSB Dock UD-11に対応。
発売時期
- L、ソニーE、富士フイルムX:7月10日(木)
- キヤノンRF:8月
主な仕様
- レンズ構成:11群17枚(SLDガラス4枚、非球面レンズ4枚)
- 絞り羽根枚数:11枚(円形絞り)
- 最小絞り:F16
- 最短撮影距離:28cm
- 最大撮影倍率:1:4.8(焦点距離40mm時)
- フィルター径:φ67mm
- 外形寸法:φ72.9×115.9mm
- 質量:535 g
価格
オープンプライス(直販価格14万8,500円)