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Point Grey Research、最大3,000万画素記録の業務用全方位カメラ「Ladybug5」

 Point Grey Research(ポイントグレイリサーチ)は12日、全方位パノラマカメラ「Ladybug5」を発表した。

Ladybug5(左からブラック、レッド)

 球体(天空まで含めた全方位)の90%をカバーし、360度のストリーミングビデオも撮影できるというパノラマカメラ。地理情報システム(GIS)、車両搭載型の測量システム、周辺環境認識(Situation Awareness)、CG用環境光モデル(Lighting Models)による3DCGなどのコンテンツ制作に最適としている。

 撮像素子はソニー製の高感度CCDセンサーICX655(500万画素)を6個搭載。最大3,000万画素の記録を可能とした。うち5個を水平面、1個を垂直上向きに配置する。グローバルシャッタータイプのCCDのため、車載撮影時でもローリングシャッターによる歪みは起きないとしている。

 同社Webサイトによると、同シリーズ既存モデルのLadybug2は80万画素×6台、Ladybug3は200万画素×6台のカメラをそれぞれ搭載していた。

記録イメージ(元画像の8,000×4,000ピクセルから縮小しています)

(本誌:鈴木誠)