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【CP+2016】ハクバ、オックスフォード織りLoweproバッグを展示
コットン風カメラバッグやMarsaceカーボン三脚も
Reported by 秋山薫(2016/2/28 10:16)
CP+2016のハクバ写真産業ブースでは、本格的なアウトドア用途で使用できるGW-ADVANCEシリーズをはじめとするオリジナルブランドカメラバッグ、Loweproカメラバッグ、昨年より取り扱いを始めた高級カーボン三脚Marsaceシリーズ、JOBYブランド製品などを大きく展示している。
40Lに大容量化された「GW-ADVANCE ALPINE 40」
本格的なアウトドアでの使用を考慮して山岳用バックパックの構造を取り入れた「GW-ADVANCE」シリーズカメラバッグは、日本人の体形に最適化し、体への負担を軽減しつつ撮影に最適化されている。発売以来たいへん好評という。
容量25L、20Lおよび17Lの製品に加えて、あらたに容量40Lの「ALPINE(アルパイン)40」がラインナップに用意される。山小屋に宿泊するような本格的な撮影に使用できる。
型崩れしにくいよう内部にはアルミフレームが入れられているほか、蒸れにくい背面構造、カメラを正面に提げるさいに使用できる「くびの負担がゼロフック」の標準装備、二層式の肩パット、重量バランスとアクセスしやすさを考えたウエスト部分のサイドに設けられたドリンクポケット、大きめの三脚をバッグに固定し、さらに安全に携行しやすくする雲台カバーを備える。
日本人の体形に最適化された構造、背面の蒸れ対策、ウエスト部のサイドに設けられたドリンクポケットなど数々の工夫が凝らされている。
さらに、公共交通での移動時などに三脚を固定したバッグが自立できるように考慮されている。カラーはダークグレーとブラック。3月末発売予定で、希望小売価格は税別3万9,500円。
また、携行時にカメラが揺れることを防ぐカメラハーネスに、レンズを下向きに固定できる「GW-ADVANCE カメラホルスター ライト」も同時期に発売予定。希望小売価格は税別4,700円。こちらはカーディナルレッドとダークグレー、ブラックの3つのカラーが用意される。
コットン風素材のカメラバッグ「ルフトデザイン ビンテージレーベル」と防水バッグ「セーフテック ドライクーリエ」
コットンのように柔らかな手触りのカメラバッグ2種も展示されている。従来からの「ルフトデザイン」シリーズに含まれるが「ビンテージレーベル」と冠したもので、「バックパックM」(希望小売価格2万6,200円)と「ショルダーバッグL」(希望小売価格2万3,600円)。カラーはカーキとブラック。
コットン風に見えるが、ワックスコートがなされた6PS-DIAポリエステルと1000デニールナイロンが用いられている。
金具にはアンティーク加工がなされている。バックパックはサイドからのアクセスが可能であることや、ショルダーもカートスリープがあり、上面にファスナーを持つなど、クラシックテイストを持ちつつ現代風の使いやすさが考慮されているところが特徴だ。
溶着素材を用いた縫製穴のない、防水ショルダーバッグも展示されている。「セーフテック ドライクーリエ」で、サイズはLとM。PVC(ポリ塩化ビニル)ではなくTPU(熱可塑性ポリウレタン樹脂)を用いている。低温で硬くなることや、匂いがないのも特徴だという。
Lは希望小売価格2万7,000円、Mは希望小売価格2万4,000円。金属製バックルがカメラにぶつかって傷つかないように、保護材が設けられているなど、こちらもさまざまな工夫がなされている。
Marsace三脚は11種類の展示で
昨年のCP+2015であらたにハクバが取り扱うことが発表された高級カーボン三脚Marsace(マセス)シリーズは、三脚の脚部だけで11種類の製品を展示している。ほとんどが希望小売価格10万円以上の価格だが、取り扱い時に想定していた以上に売れているという。
上位シリーズの東レのカーボン繊維10層構造で、肉厚1.3mmの軽量で強靭なカーボンファイバーチューブを使用。本体や雲台は加工がむずかしい7000系アルミ合金削り出しだ。
この7000系アルミ合金とはアルミニウム、亜鉛、マグネシウムの合金で、硬度が高いために航空機や宇宙産業でも用いられるもの。身近なところではiPhone 6S、同Plus、Apple Watch Sportにも用いられている。ダイキャストのように割れないこと、温度変化が少なく、ハードな使用にも耐える。
雲台も高精度でグリスレス、アルカスイス互換シューを採用するなど、かなり本格的な使用が可能だ。メーカーで組み立てを行っているのも、有資格者が手作業で行っているという。
キャンバス風オックスフォード生地のLoweproカメラバッグも
バリスティックナイロンで強靭な印象が強いLoweproカメラバッグにも、従来よりもカジュアルでタウンユースを主眼にした「ストリートライン」シリーズが登場した。
素材は撥水加工600デニールコットン・ポリエステル混紡オックスフォード生地とターポリン、および本革を使用。内部の「フレックスポケット」は使用しない場合には折りたたむことができる。
リュック形の「ストリートラインBP 250」(希望小売価格税別4万3,000円)、ショルダーの「同SL140」(希望小売価格税別2万8,500円)、「同SH180」(希望小売価格税別3万3,000円)、「同SH120」(希望小売価格税別1万8,500円)が用意される。カラーはチャコールグレー。