ニュース

エプソン、カートリッジより低ランニングコストの「エコタンク」搭載プリンター

A4カラー複合機とモノクロ専用機を発売

EW-M660FT

エプソンは、大容量インクタンクを搭載するA4インクジェット複合機「EW-M660FT」を2月4日に発売する。店頭予想価格は税別5万円台中盤の見込み。

同社が「エコタンク」と呼ぶ大容量インクタンクを採用するプリンター。2010年から海外で先行展開しており、日本市場にも投入が決まった。「エコタンク」の名前には、低ランニングコストの“エコノミー”、1本のボトルで大量印刷できる“エコロジー”の意味を含む。

カラー印刷対応モデルのEW-M660FTには、インクボトルが2セット付属。本体購入のみでA4カラー文書を約1万1,300枚プリント可能でき、月に300枚プリントした場合、追加のインク購入が2年間不要としている。

インクボトルは、ブラック(140ml)が1本1,800円前後、カラー(C/M/Y。各70ml)が各900円前後(ともに税別の店頭予想価格)。

A4カラーテキストのランニングコストで比較すると、エコタンクのEW-M660FTでは0.8円/枚、同機種のベースモデルであるPX-M650Fでは12.9円/枚だという。

エコタンク投入の背景として、同社調べのプリンター利用に関する調査において「交換用インクの価格が高い」、「インクの減り具合が早い」といったコスト関係と、「ヘッドクリーニングするのが面倒」、「ノズル詰まりでミスプリントする」などの手間が、ユーザーからの不満の半分以上を占めていたという。

インクタンク

ちなみに、写真用途のプリンターとして見ると、現状ではフチなし印刷ができない点や、耐候性がそこまで強くないなどのデメリットがあり、ビジネス文書やチラシなどの印刷に向いている印象。特にモノクロ専用機は、圧倒的な低ランニングコストを武器に小規模オフィスなどのモノクロレーザープリンターを置き換えるような立ち位置といえるだろう。

EW-M660FTの仕様は、最高解像度4,800×1,200dpi。4色カラーインクはブラックが顔料、カラーが染料。最大給紙枚数は150枚。自動両面印刷にも対応する。FAX機能、有線/無線LANインターフェースを装備。外形寸法は515×360×214mm(収納時)、515×559×214mm(使用時)。重量は約7.3kg。

なお、A4モノクロ複合機「PX-M160T」(想定価格2万円台後半)、A4モノクロシングル機「PX-S160T」(想定価格1万円台後半)もラインナップする。

PX-M160T
PX-S160T