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富士フイルム、チェキ新モデル「instax mini 70」

CMキャラクターは東出昌大さん 男性ユーザーも視野に

CMキャラクターの東出昌大さんと新しい“チェキ”「instax mini 70」

富士フイルムのインスタントカメラ“チェキ”「instax mini」シリーズに、新たに「instax mini 70」が加わり、10月23日に発売となります。価格はオープン。店頭予想価格は1万7,000円前後の見込み。

初代チェキが誕生したのは17年前。独特な風合いのあるアナログプリントが「おしゃれでかわいい」と若い女性の間でブームとなり、販売台数を伸ばしてきました。国内で火がついた人気は中国や韓国など東アジアへと広がり、近年は欧米でも人気上昇中です。2015年度の計画販売台数は460万台、2009年度の販売実績49万台の10倍を超える勢いです。

今回発売される「instax mini 70」のカラーバリエーションは、イエロー、ブルー、ホワイトの3色。光沢感とメタリックな質感のある外装がモダンな印象を与えます。

シンプルなデザインは、ユーザーの性別を選ぶことなくどこへでも持ち歩くことができます。若い女性だけでなく20〜30代の男性もターゲットに幅広く好まれるデザインに仕上げられたそうです。

使用フィルムはinstax mini。手に取ってみると、これまでのチェキシリーズと比較して一段コンパクトですっきりとした印象。外形寸法は113.7×99.2×53.2mmです。

重量は281g(電池、ストラップ、フィルム別)で、毎日持ち歩くのにも負担にならない軽さです。電池は、CR2リチウム電池2本を使います。フィルムパックはボディ背面から装填します。

「instax mini 70」のアピールポイントの一つは「背景きれいフラッシュ」です。通常のチェキでは室内でのフラッシュ撮影の際に背景が暗くなりがちでしたが、「背景きれいフラッシュ」を搭載した「instax mini 70」は、シャッターボタンを押すだけでカメラが自動でシャッタースピードやフラッシュ光量を調整して被写体と背景の両方を自然にきれいに写してくれます。

さまざまなシーン合わせた撮影モードも搭載しています。「セルフィーモード」は、自分撮りに最適な焦点距離に設定して明るさを自動調整してくれるモード。撮影の際にはレンズ横に配置したセルフショットミラーを使って撮影範囲を確認することができます。

また、最短30cmまでの近距離撮影ができる「マクロモード」や風景スナップに適した「遠景モード」、そして被写体を明るく写す「ハイキーモード」などが搭載されています。

このほか、セルフタイマーやフラッシュ強制発光、三脚穴といった撮影をサポートしてくれる便利な機能があります。

ストラップやカメラケースなどカラフルなアクセサリーが別途販売される予定です。(現在開発中。写真は試作品です)

9月30日に都内で行われた新製品発表会では、「instax mini 70」のイメージキャラクターに起用された俳優の東出昌大さんがゲストとして迎えられました。

東出さんは、「instax mini 70」を使って撮影した写真を見せながら、撮影時のエピソードを語ってくれました。「プリントの質感が温かくて親しみやすい」「撮ったその場で人に渡して喜んでもらえる」と東出さん。「instax mini 70」をすっかり気に入ったようでした。

東出昌大さんの「instax mini 70」で撮影された写真

チェキのプリントは余白にメッセージを書き込むことができ、撮ったその場でプレゼントできるなど、記録や思い出を越えたコミュニケーションツールとしても親しまれています。

会場では、子どもの成長記録、結婚式のアルバム、ワインノートなど、チェキプリントを使ったさまざまなアイディアが紹介されていました。

(丸橋ユキ)