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SILKYPIXベースのフィギュア写真向けRAW現像ソフト

ワンフェスで限定販売 初心者でも使いやすいUI採用

市川ソフトラボラトリーは、フィギュア写真向けのRAW現像ソフト「RACFiI(ラクフィー)Powered by SILKYPIX」を7月26日に幕張メッセで開催されるフィギュアのイベント「ワンダーフェスティバル2015[夏]」で限定販売する。価格は税込7,000円。対応OSは、Windows Vista/7/8/8.1。

同社の汎用RAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio」の調整機能を精査し、フィギュア写真に必要な機能を盛り込んだというRAW現像ソフト。500種類以上のデジタルカメラに対応する。

同社若手エンジニアの「自分の趣味であるフィギュアには写真を撮影する人が非常に多く、先ずはRAW現像普及のためにフィギュア愛好家の方に向けたRAW現像ソフトを作りたい」という声で製品化した。

RACFiIは「RAW Converter for Figure Images」の略。わかりやすい操作で“楽に”RAW現像を楽しんで欲しいという意味も込めた。

ボタンなどの上にマウスカーソルを置くと説明が出るツールチップ機能を強化したり用語を見直すなど、初めてRAW現像をする人でもわかりやすく操作できるよう工夫した。

ホワイトバランス微調整や部分的に色味を変えるファインカラーコントローラなどの機能を搭載する。加えてスポッティングツール(ゴミ取り)機能も備え、被写体のホコリなどが写っても簡単に修正できるとする。

現像前に、JPEG画像の圧縮率などを反映したプレビューが可能となっている。

現像結果はSNSやブログなどWebでの利用を想定しているため、SILKYPIX Developer Studioと異なり印刷機能は搭載していない。また、ツールチップを強化しているためマニュアルは付属しない。

原則としてアップデートによる新規カメラのサポートは無いという。

(本誌:武石修)