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ハローキティの顔がカメラに?富士フイルム「チェキ」新製品

WIDEフィルムモデルやブラウンのinstax mini 90など

富士フイルム株式会社は10月23日、インスタントカメラ「instax」シリーズ4製品を発表した。

いずれも「チェキ」の愛称で展開中のインスタントカメラの新製品。撮影後にその場で画像を確認できるinstax WIDEフィルム、またはinstax miniフィルムを使用する。

発売は4製品とも11月21日。価格はオープンプライス。

チェキWIDE「instax WIDE300」

長辺の長さがinstax miniフィルム(86×54mm)の2倍となる、instax WIDEフィルムを使用する製品。家族やグループの記念写真、風景撮影などに向いている。

これまでinstax WIDEはどちらかというと業務用モデルのイメージだったが、より大きな画面を求めるコンシューマー向けに投入するという。フォトキナ2014にも出品されていた。

店頭予想価格は1万3,000円前後の見込み。

フォーカスは2点切替式(通常モード0.9〜3m、遠景モード3m〜無限遠)。レンズ鏡筒を回すと切り替わる。また、同梱の接写レンズを装着すると、最短40cmまで撮影距離が短くなる。

接写レンズには、レンズに加え自分撮り用のミラーも搭載されている。同じくinstax WIDEを使用する「instax WIDE210」(2009年発売)よりもグリップを大きくすることで、片手での撮影にも配慮したという。

実像式の光学ファインダーを搭載。insatx WIDE 210では逆ガリレオ式だった。三脚ネジ穴もinsatx WIDE210になかった装備。

内蔵ストロボなども装備。単4形アルカリ電池4本を電源として用いる。

外形寸法は168mm × 95mm × 121mm。重量は612g(電池、ストラップ、フィルム、接写レンズ別)。

発表会でinstax WIDE300を持つ佐々木希さん。発表会の模様は後日、女子カメ Watch
instax WIDEのフィルムパック
右がinstax WIDE、左がinstax mini
同梱の接写レンズには自分撮り用のミラーがついている

instax mini 90 ネオクラシック ブラウン

2013年9月発売のinstax mini最上位モデル「instax mini 90 ネオクラシック」のブラウン仕様。従来はブラック。

スペックはブラックモデルと共通。

露出補正、接写モード(最短0.3m)、バルブ、二重露光といった機能を利用できる。

固定焦点レンズ、実像式0.37倍ファインダー、内蔵ストロボを装備。

外形寸法は113×92×57mm、重量は313g(電池含む)。

背面
ブラックモデル(左)との比較

instax mini ハローキティ

instax mini 8をベースに、ハローキティの頭部をモチーフとしてデザインした製品。ハローキティの40周年記念商品になる。

本体に加え、専用ストラップ、限定絵柄フィルム、シールが同梱される。

店頭予想価格は1万円前後の見込み。

instax mini 8と同様、明るさ調整ダイヤルで絞りを変更。ハイキーモードが設けられているのもinstax mini 8と同じだ。

レンズは固定焦点で、最短撮影距離は0.6m。

外形寸法は169×145×69mm、重量は395g(電池、ストラップ、接写レンズ、フィルム別)。

佐々木希さんとinstax mini ハローキティ
背面。ファインダーは耳にある
明るさ調整ダイヤル。絞り調整を行なう

instax mini 8 ラズベリー ミラー付き

instax mini 8の限定カラーバージョン。アンケートで人気が高かった濃いピンクを採用したという。

加えて本カラーのみ、レンズの先端に自分撮り用のセルフショットミラーがついている。

その他の仕様はinstax mini 8と共通。

最短撮影距離は0.6m。外形寸法は116×118× 68mm、重量は307g(電池、ストラップ、接写レンズ、フィルム別)。

(本誌:折本幸治)