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ニコン、D600「黒い粒」現象の無償対応を保証期間外にも適用

 ニコンは2月26日、デジタル一眼レフカメラ「D600」で撮影した画像に複数の黒い粒状の像が写り込む現象について、保証期間を過ぎても無償で対応すると発表した。

 同社では、ユーザーによるセンサークリーニングでも映り込みが除去しきれない場合や、同現象が気になる場合についてはサービス機関に相談して欲しいとしている。無償で点検、清掃およびシャッターや関連部品の交換などを実施する。

 当該現象については、2013年2月22日に同社が明らかにした。それ以降、カメラを預かっての無償点検などを行なっていた。同社によると「撮影した画像に複数の黒い粒状の像が写りこむ現象はデジタル一眼レフカメラの機構上避けられず、完全に無くすことは困難」という。ただ、まれに粒状の像が多く写り込んで目立つ場合もあったことから、同社はこれを軽減するための対応を案内していた。

 D600は、有効約2,426万画素のFXフォーマットCMOSセンサー(35mmフルサイズ相当)、視野率約100%の光学ファインダー、防塵防滴性能などを備えるモデル。発売は2012年9月。なお、後継機の「D610」が2013年10月に発売済み。

(本誌:武石修)