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キヤノン、「EOS-1D X」の最新ファームウェアを公開

 キヤノンは30日、デジタル一眼レフカメラ「EOS-1D X」の最新ファームウェアを公開した。ストロボのAF補助光が投光された場合のAFスピードを従来より向上するほか、いくつかの修正を含む。

 バージョン番号は1.2.4。更新内容は次の通り(引用)。

  • 外部ストロボのAF補助光投光時のAFスピードを向上しました。
  • 操作ボタンから指を離したあとの測光保持時間 (6秒) が切れた後で、シャッターボタンの半押しなどによる測光ON/AF動作するまでの時間を短縮しました。
  • “Caution 02” が誤記録される現象を修正しました。
  • 外部ストロボ連写中に連写が一時的に止まる現象を修正しました。
  • カメラの電源をOFFすると GP-E1で設定した情報が初期化される現象を修正しました。
    * ファームウエア Ver. 1.2.1でのみ発生する現象です。
    * カメラの電源をOFFすると GP-E1 で設定した情報が GP-E1 に記憶されます。カメラの電源をOFFする前にカメラから電池を取り出した場合には記憶されませんので、ご注意ください。

 同社は2月20日に、EOS-1D XとEOS 5D Mark IIIを対象に「それぞれ従来機種に比べて、AFスピード(合焦、シャッターレリーズまでの時間が)がシーンによって僅かに遅くなるため、ファームウェアのアップデートで対応する」と予告していた。EOS 5D Mark IIIの同対策を含むファームウェアは4月30日に公開済み。

(本誌:鈴木誠)