ナナオ、写真ユーザー向けの23型「ColorEdge CS230」


 株式会社ナナオは、デジタルフォトユーザー向けの23型液晶モニター「ColorEdge CS230」を11月22日に発売する。

 価格はオープン。直販サイト「EIZOダイレクト」での販売価格は、ColorNavigatorおよび専用センサーEX2付属モデル「CS230-CNX」が6万9,800円、ColorNavigator付属モデル「CS230-CN」が6万4,800円、ColorNavigator Elements付属モデル「CS230」が5万9,800円。



 1,920×1,080ピクセルのIPSパネルを採用する23型液晶モニター。同社の上級ライン「ColorEdge」シリーズの最廉価品で、24型のColorEdge CG246、同CX240とともに7月24日に発表されている。今回、発売日が正式に決まった。ナナオでは23型のColorEdgeをアマチュア写真家、イラスト制作などを楽しむコンシューマー向けとしている。

 筐体上部に、自動で表示補正を行なうコレクションセンサーを内蔵。調整結果を記憶させれば、白色点・輝度を保持する定期的な表示補正が行なわれる。



 パネルの表面はノングレア仕様。色域はsRGB相当。視野角は上下左右178度。従来のColorEdgeと同様、工場で1台ごとにRGB各色0〜255のすべての階調を調整してから出荷される。輝度ムラ・色度ムラ補正を行なうデジタルユニフォミティ補正回路も引き続き搭載。

 その他、紙の書類や本に近い見え方にするというPaperモードを搭載。ブルーライトも低減したという。

 入力端子はDVI-I×1、HDMI×1、DisplayPort×1、USBアップストリーム×2、USBダウンストリーム×2。

 スタンドは縦90度の回転表示にも対応する。

 外形寸法は544×372.5〜526.5×245.5mm(横表示時)。質量は約7.5kg。

 なお、CS230に付属するColorNavigator Elementsは、ColorEdge CX/CSシリーズ専用の簡易フォトカラーマッチングソフト。外付けのキャリブレーションセンサーを使わず、モニターを簡易的に調整できるという。プリントに近い表示例を画面から選ぶことで、モニター調整を行なうもので、調整後は内蔵センサーが200時間に1回、自動的に色管理を実施する。




(本誌:折本幸治)

2012/11/1 17:04