コシナ、カールツァイス「Distagon T* 2,8/15」を国内発表


 コシナは19日、カールツァイスブランドの交換レンズ新製品として、キヤノンEF互換の「Distagon T* 2,8/15 ZE」と、CPU内蔵ニコンAi-S互換の「Distagon T* 2,8/15 ZF.2」を発売すると発表した。価格はともに26万400円。発売日は未定となっている。



 海外でカールツァイスが3月に発表していたMF単焦点レンズ。国内での発売が決まった。35mm判のイメージサークルに対応する超広角レンズで、シリーズ最広角の「Distagon T* 3,5/18」以上の広い画角を持つ。

 レンズ構成は12群15枚。異常低分散ガラス5枚、高屈折率ガラス5枚、非球面レンズ2枚という豪華な構成をとる。フォーカスは絞りより後ろを動かすリアフォーカス式で、かつレンズの一部が最短距離にあわせて動作するフローティング機構を採用する。色収差を徹底的に排除したという。

 逆光対策としては、レンズにカールツァイスT*コーティングが施されるほか、組み込み式の花形シェードが装備される。

 最短撮影距離は0.25m。

 レンズ最前面にレンズフィルターを装着可能。フィルター径は95mm。本レンズにあわせて、コシナでは95mm径のUV/POLフィルターの発売を発表している。

 鏡筒は金属製。外形寸法は103×116mm(ZE)/113mm(ZF.2)。質量は820g(ZE)/730g(ZF.2)。




(本誌:折本幸治)

2012/10/19 14:38