シグマ、4,600万画素Foveon X3搭載コンパクト「DP1 Merrill」「DP2 Merrill」を開発発表
シグマは、Foveon X3ダイレクトイメージセンサーを搭載するコンパクトデジタルカメラ「SIGMA DP1 Merrill」と「SIGMA DP2 Merrill」を開発発表した。いずれも発売日・価格未定。9日に開幕する「CP+2012」に展示する。
SIGMA DP1 Merrill | |
SIGMA DP2 Merrill |
同時発表のデジタル一眼レフカメラ「SD1 Merrill」に搭載するものと同じ有効4,600万画素(4,800×3,200×3層)のFoveon X3ダイレクトイメージセンサー(23.5×15.7mm)を採用するレンズ固定式のデジタルカメラ。
2モデルの違いはレンズ焦点距離。DP1 Merrillは35mm判換算28mm相当F2.8(実焦点距離19mm)、DP2 Merrillは35mm判換算45mm相当F2.8(実焦点距離30mm)のレンズを採用する。
これまでのDP2シリーズは35mm判換算41mm相当だったが、DP2 Merrillでは45mm相当になっている。レンズはどちらも専用設計とし、FLD("F" Low Dispersion)ガラスやグラスモールド非球面レンズを採用。
モデル名に含まれる「Merrill」は、「ひとつのピクセルでRGBすべての色を捉えることのできる」デバイスの特許を持つエンジニアであり写真家の故ディック・メリル(Dick Merrill)に由来。フルカラーイメージセンサーへの着想と技術確立において多大な貢献をしたという同氏の名前を、新生Foveonの初代ジェネレーションネームとして採用した。
液晶モニターは3型92万ドットに大型・高精細化した。画像処理エンジンは「デュアルTRUE II」。RAW+JPEG同時記録、フォーカスダイヤルによるMF、クイックセット(QS)ボタンといった特徴を備える。別売の専用バヨネットフードを装着可能。
製品名 | DP1 Merrill | DP2 Merrill |
撮像素子 | 有効4,600万画素Foveon X3(23.5×15.7mm) | |
レンズ | 約28mm相当(35mm判換算)F2.8 | 約45mm相当(35mm判換算)F2.8 |
最短撮影距離 | 20cm | 28cm |
液晶モニター | 3型92万ドット | |
記録メディア | SDXC/SDHC/SDメモリーカード | |
動画記録 | 640×480/30fpsなど | |
バッテリー | リチウムイオンバッテリーパックBP-41 | |
外形寸法 | 121.5×66.7×64.3mm | 121.5×66.7×59.2mm |
質量 | 約340g(本体のみ) | 約330g(本体のみ) |
2012/2/8 16:08