デジカメ国内市場は2年ぶりの数量減。ミラーレスはシェア3割で安定

〜GfK Japanの「2011年上半期 家電・IT市場動向」より

 ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社は12日、2011年上半期の家電およびIT市場の販売動向を発表した。震災やサプライチェーンの混乱などを受け、デジタルカメラ市場は2年ぶりの前年割れ。

 デジタルカメラ全体は前年比9%減の476万台となった。2年ぶりのマイナス成長であり、そのうち「コンパクトカメラ」は前年比10%減、「レンズ交換式カメラ」は前年比4%の減少となっている。

 同社によると、最需要期の3月に震災が派生して需要が低下。さらにサプライチェーンの混乱や請求の供給不足などにより、4月以降の販売も伸び悩んだ。

 2010年に伸張した「システムカメラ(ミラーレス一眼)」については、「レンズ交換式カメラ」において数量構成比30%前後で推移した。同社は「コンパクトカメラ市場と光学一眼レフ市場の中間に新しい市場を確立したといえる」とまとめている。



(本誌:折本幸治)

2011/8/12 18:04