キヤノン、「EFレンズ」が累計生産6,000万本を達成

~6,000万本目は“EF 70-300mm F4-5.6 L IS USM”

 キヤノンは7日、一眼レフカメラ用交換レンズ「EFレンズ」の累計生産本数が1月に6,000万本に達したと発表した。2009年12月の5,000万本達成から1年1カ月で1,000万本を生産した。

EFレンズの累計生産6,000万本達成を発表するキヤノン常務取締役イメージコミュニケーション事業本部長の真栄田雅也氏(同日の新製品発表会から)6,000万本目に生産したレンズは「EF 70-300mm F4-5.6 L IS USM」。発売中のレンズでは最新のモデル

 EFレンズの1,000万本達成は1995年8月(発売開始から約8年半)、2,000万本達成は2001年2月(1,000万本達成から約5年半)、3,000万本達成は2006年1月(2,000万本達成から約5年)、4,000万本達成は2008年4月(3,000万本達成から2年3カ月)、5,000万本達成は2009年12月(4,000万本達成から1年8カ月)、6,000万本達成は2010年1月(5,000万本達成から1年1カ月)と、EFレンズの生産ペースは年々速まっている。

 なお、6,000万本目に生産したのは望遠ズームレンズ「EF 70-300mm F4-5.6 L IS USM」だった。

EFレンズ生産の推移(同)EFレンズラインナップの一部(同)

 EFレンズは、1987年3月に一眼レフカメラ「EOS」シリーズ用レンズとして登場。大口径完全電子マウントやレンズ内モーター方式を採用。その後、超音波モーター「USM」の搭載(1987年11月)、世界初の手ブレ補正機構「IS」の採用(1995年9月)、APS-Cサイズの撮像素子に特化した「EF-Sレンズ」の発売(2003年9月)などを経てラインナップを拡充しており、現在は65種類(エクステンダーと海外モデルを含む)を数える。




(本誌:武石修)

2011/2/7 17:54