ペンタックス、「K-5」イメージセンサーの汚れについて言及。無償修理で対応


 ペンタックスは26日、デジタル一眼レフカメラ「K-5」について、イメージセンサー部に汚れが付着した製品が混入していたことを明らかにした。ペンタックスでは、該当する個体に対して無償で修理を受け付けている。

K-5症状発生箇所の拡大画像(ペンタックス提供)

 汚れが付着している可能性があるのは、K-5初期出荷品の一部。製造工程において、イメージセンサーとローパスフィルターの間に付着したもので、撮影画像に、まれに水滴状の像が出るという。ダストアラートでは検出されない場合があり、一般的なクリーニング方法では除去することができないとしている。

 汚れは、撮像素子上のゴミが視認しやすい状態で撮影を行なうことで、確認できる。具体的には、レンズの絞りをできるだけ絞り込み、無地の被写体(空や壁など)を撮影するなどの方法が挙げられる。

 ペンタックスでは、ブロアーなどによる清掃や、ダストリムーバルを行なっても落ちない場合は、サービスセンターでの点検を推奨している。

 ペンタックスフォーラムもしくはサービスセンターの修理窓口に直接持ち込むか、ピックアップリペアサービスなどで送付することで修理を受け付ける。修理期間は預かりから10日前後。

 修理品の送付先は、東京都板橋区舟渡 1-12-11 ヘリオスIIビル3F HOYA株式会社 PENTAXイメージング・システム事業部 東京サービスセンター内「K-5専用窓口」宛。

 K-5は、視野率約100%のファインダーや、防塵防滴ボディを採用するデジタル一眼レフカメラ。撮像素子は有効約1,628万画素のCMOSセンサー。発売は2010年10月。ボディのみの実勢価格は12万9,800円前後。

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2011/1/26 13:13