ソニー、エントリー向け一眼レフカメラ「α390」「α290」を海外発表


 ソニーは、デジタル一眼レフカメラ「α390」、「α290」の2機種を海外で2010年夏に発売する。日本国内での発売は未定。「DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM」が付属するレンズキットの欧州における価格は、α390が449ユーロ、α290が398.99ユーロ。

α390α290

 いずれもAPS-Cサイズの有効1,420万画素CCDセンサーを搭載するデジタル一眼レフカメラ。感度はISO100〜3200。ボディ内手ブレ補正を利用できる。Aマウントを採用。

 2009年5月発売の「α380」と「α230」の後継機種と見られるモデルで、ボディデザイン、グリップの形状、電源スイッチおよび前ダイヤルの配置を「α550」(2009年10月発売)に近いものとした。

 液晶モニターはいずれも2.7型23万ドット。α390はチルト式で、α290は固定式を採用した。α390のみ、ライブビュー中でも位相差AFが使用できる「クイックAFライブビュー」を搭載する。それに伴い、ファインダー倍率がα390は0.74倍、α290は0.83倍となっている。

 そのほかの主な仕様は共通。記録メディアはSDHC/SDメモリーカードとメモリースティックデュオに対応するスロットをそれぞれ備え、スイッチで切り替えて使用する。

 α390の本体サイズは128.1×83.5×97.1mm(幅×奥行き×高さ、以下同)。本体のみの重量は497g。

 α290の本体サイズは128.1×79.6×97.1mm。本体のみの重量は456g。

α390。装着レンズはDT 18-55mm F3.5-5.6 SAMα390の液晶モニターは上下のチルト式
ポップアップ式のストロボを内蔵。ガイドナンバーは10(ISO100)α290に「75-300mm F4.5-5.6」を装着

(本誌:鈴木誠)

2010/6/10 13:25