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【CES】“TransferJet”対応の新サイバーショットを展示したソニー


会場:Las Vegas Convention Centerほか
会期:2010年1月7日〜1月10日(現地時間)

 2010 International CESのソニーブースでは、国内未発表のサイバーショット7モデルを展示したほかTransferJet対応製品のデモを行なった。

ソニーブース

2010年を“TransferJet元年に”

 TransferJetは、対応機器同士を近づけることで画像などを転送できる近接無線通信方式。今回、ソニーとして初めて対応製品をリリースした。なお、これらの製品はいずれも国内での発売は未定となっている。

 サイバーショットでTransferJetを利用するための専用メモリースティック「Memory Stick with TransferJet Technology」(TransferJet機能内蔵メモリースティック」を米国で2月に発売する。容量8GBの製品を用意し、価格は100ドル。

Memory Stick with TransferJet Technology 内部構造。左の大きな黒い四角が画像記録用のフラッシュメモリー

 TransferJet機能内蔵メモリースティックは、パッケージの約半分にTransferJetの送受信デバイスとアンテナを組み込んだ製品。対応するサイバーショットに挿入することで、TransferJetが使用できるようになる。現時点で対応するカメラは、同時発表の「サイバーショットDSC-HX5V」と「同DSC-TX7」の2機種となっている。

 TransferJetの機能をカメラに内蔵しなかった点については、「TransferJetが不要なユーザーもいるため、カメラ側ではなく記録メディア側に機能をつけることでユーザーが無駄なくカメラを使えるため」としている。

 TransferJet機能が利用できるカメラ同士を近づけて画像を送信することもできるほか「Station with TransferJet technology」と呼ばれる受信ステーションも米国で2月に発売する。

Station with TransferJet technology。上面の丸の中心にアンテナがある 転送しているところ。グリーンのインジケーターは電波の強さを示す

 このステーションはUSBでPCなどに接続しておき、その上にTransferJet機能内蔵メモリースティックを挿入した対応カメラを再生モードにして乗せるだけで画像の転送ができる。ステーションはUSBマスストレージ接続となるため、PC以外のUSBマスストレージのホスト機能を持つ機器で利用可能。デジタルフォトフレーム、テレビ、PlsyStation 3などとの接続も想定している。

デジタルフォトフレームとの組み合わせ例
再生画面のメニューにTransferJetの設定ボタンが出る 転送する枚数を設定できる

 ブースにはTransferJetにより携帯電話に動画をダウンロードできるプロトタイプの機器も設置。実際に動作させてアピールしていた。将来的には、店舗など人の集まる場所に設置し、携帯電話などに様々なコンテンツをダウンロードできる設備としても広げてきたい考え。TransferJetには、通信距離がある程度(約2〜3cm)離れると急峻に利得が下がる特殊なアンテナを採用している。このため、異なったコンテンツを同一壁面などに複数配置しても混信することなく通信できる。「TransferJetは無線通信というよりも、“非接触のコネクター”と考えてほしい」(説明員)と話していた。

同時発表のTransferJet対応VAIOでの使用例 ボードに携帯電話を近づけると動画をダウンロードできる設備向けのプロトタイプ

 また一例としてTransferJetのデバイス込みで機器を防水にすれば、水中でも転送が可能という。そうしたことから、ソニーでは業務用途への展開もしていきたいとしている。 TransferJetコンソーシアム加盟のアンテナメーカーでは、すでに様々な形状の対応アンテナを開発しているという。2010年はソニー以外のTransferJetコンソーシアム加盟社からも対応製品が出てくると予想されることから、「2010年はTransferJet元年になる」(説明員)とした。

サイバーショット

 展示したサイバーショットは、いずれも米国で1月〜3月にかけて発売する。国内での発売は未定。各製品の詳細は関連記事を参照されたい。

 「サイバーショットDSC-HX5V」はGPSやコンパス機能に対応したモデル。米国では3月に発売し価格は350ドル。撮影した写真に位置情報を埋め込むことができる。GPS衛星を補足すれば自動的に位置情報記録モードになる。コンパス機能は撮影した写真の方角を記録できるもので、対応地図にマッピングするとどの方角から撮影したかを表示できるのも特徴。

 また、コンパクトデジタルカメラとして初めてAVCHDでの記録にも対応した。撮像素子は1,020万画素のExmor R。3型液晶モニターや広角25mmからの10倍ズームを搭載する。

DSC-HX5V
  液晶モニターにGPSとコンパスのアイコンが表示される
分解モデル

 「サイバーショットDSC-TX7」は、3.5型の92.1万ドットタッチスクリーンを搭載するカメラ。米国では2月に発売し、価格は400ドル。DSC-HX5Vと同様にAVCHD形式のフルHD動画が撮影可能になったほか、広角25mm対応レンズを備える。撮像素子は1,020万画素のExmor R。

DSC-TX7

 サイバーショットDSC-Wシリーズは、「DSC-W370」(3月発売、230ドル)を筆頭に同「W350」(1月発売、200ドル)、「同W330」(2月発売、170ドル)、「同W310」(3月発売、150ドル)の4モデルを投入する。

DSC-W370
DSC-W350
DSC-W330
DSC-W310

 DSC-W370は1,410万画素CCD、3型液晶モニター、7倍ズームレンズ、720pのHD動画機能などを搭載。同W350は1,410万画素CCD、2,7型液晶モニター、4倍ズームレンズ、720pのHD動画機能などを搭載。同W330は1,410万画素CCD、3型液晶モニターなどを搭載。また同W310は1,200万画素CCD、2.7型液晶モニター、広角28mmからの4倍ズームなどを搭載する。DSC-W330とDSC-W310はHD動画記録に対応しない。

 「サイバーショットDSC-S2100」はバッテリーに単3電池×2本を採用した低価格モデル。米国では2月に120ドルで発売する。1,210万画素CCD、3型液晶モニターなどを備える。

DSC-S2100

 なお今回、デジタルフォトフレーム「S-Frame」の新製品はなかった。




(本誌:武石修)

2010/1/8 21:09


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