スライドショーイベント「PHOTOGRAPHERS SUMMIT 5」が開催

~ペンタックスK-xのタッチ&トライコーナーも

会場の様子

 スライドショーイベント「PHOTOGRAPHERS SUMMIT 5」が10月1日、都内のイベントスペース「スーパーデラックス」で開催された。

 写真家自身による作品のプレゼンテーションや、来場者同士の交流を主たる目的としたイベント。プロジェクターで作品を投影しつつ、写真家が解説を行なうスライドショーのほか、写真家による作品撮り対決や広告企画など、毎回様々なテーマの企画を実施している。同イベントのWebサイトによると、「写真をより身近に感じ、アートとして昇華していくための実験的、野心的なプロジェクト」としている。今回で5回目の開催となる。

 会場には写真家持ち込みのポートフォリオも展示しており、来場者は自由に閲覧することができた。また今回は、ペンタックスが10月16日発売のデジタル一眼レフカメラ「K-x」のタッチ&トライを実施していた。ペンタックスがK-xを手に取れる状態で一般向けに展示したのは、このイベントが初めて。

持ち時間4分で自分の作品を解説

 8人の写真家によるプレゼンテーションは2部構成。持ち時間4分の中で、自身の作品を解説する。プレゼンテーションの中には写真のスライドショーだけでなく、海外のポートフォリオレビューについてのレポートも含まれていた。出演者は、大串祥子氏、照沼ファリーザ氏、所幸則氏、永田陽一氏、永富恵子氏、ピート小林氏、中村紋子氏、和田裕也氏。

司会進行を務めたのは山田敦士氏(左)と行貝チヱ氏(右)プレゼンは、作家による解説とともに、作品のスライドショーを流す形式。休憩時間やイベント終了後には参加した写真家と直接話すこともできた
作品発表だけでなく、ポートフォリオレビューのレポートも行なわれたポートフォリオコーナーは盛況

 1部と2部の間には休憩時間が設けられた。写真作品やブックが置かれたポートフォリオのコーナーが盛況で、複数のテーブルにわたって展開していたにもかかわらず、一時はポートフォリオに近づくのも困難なほど賑わっていた。また、各所で名刺交換を行なっている様子が見られるなど、来場者同士の交流も盛んなようだった。

K-xのタッチ&トライコーナーを設置

 K-xのタッチ&トライコーナーでは、DAリミテッドレンズやDA★レンズを装着したK-xが展示され、活況を呈していた。ペンタックスのコーナー担当者によると、プロモーションの一環として展示したとのことで、担当者も「反応は上々」と笑顔を見せていた。

 なお、PHOTOGRAPHERS SUMMIT 5の開始にあたっては、K-xの動画記録機能で撮影されたオープニングムービーが上映された。

タッチ&トライコーナー発表以来、一般向けとして初めてK-xに触れることのできる機会だった

アルティザン&アーティストの広告企画も実施

 イベントでは「アルティザン&アーティスト」をテーマとした広告企画も実施した。4人のフォトグラファーを中心としたチームがそれぞれ制作した作品をプレゼンし、アルティザン&アーティストの担当者が1つの作品を選ぶという趣旨。参加フォトグラファーは薄井一議氏、櫻井宗久氏、高橋枝里氏、八木規仁氏。

 最終的に選ばれたのは、薄井一議氏の作品。今回発表された4作品のうち、3作品はアルティザン&アーティストのショールームで展示される予定という。

司会進行はPHOTOGRAPHER HAL氏制作の意図や過程を交えてプレゼンを行なった

 次回の開催は2010年1月。会場を渋谷のライブホール「O-WEST」に移し、1,000人規模の入場が可能になるという。また、協賛企業にリコーの参加が決定しており、「GR DIGITALの広告をGR DIGITALで撮る」という趣旨の広告企画を実施するとのこと。加えて、企画参加者1組を10月中旬から一般公募するとしている。

 さらに、プロフォトとのコラボレーション企画として、プロフォト機材を使って撮影した作品のフォトコンペティションを開催予定。最優秀作にはモノブロックストロボ「D1 500 Air スタジオキット」を進呈するという。

次回はGR DIGITALの広告企画を実施するフォトコンペティションの最優秀作にはモノブロックストロボを進呈


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2009/10/7 20:59