リコー、「GR DIGITAL III」の新ファームウェア


GR DIGITAL III

 リコーは30日、コンパクトデジタルカメラ「GR DIGITAL III」の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号は1.21。

 バグフィックスが目的の新ファームウェア。適用することで下記の現象が修正する。

 


  • 拡大再生表示における位置表示窓の画像が正しくない。
  • フォーカスをMFに設定し電源を切り、電源をONにするとフォーカス距離が無限になっている。
  • マニュアルフォーカス(MF)モードで画像中央部を拡大表示した際、まれに拡大表示範囲が黒く表示されてしまう。
  • ワイドコンバージョンレンズ「GW-2」を使用して撮影した際、Exif情報の焦点距離が正しく記録されない。
  • 通常モードとマクロモードを切り替えて撮影した際、まれに周辺(四隅)の解像力が変化してしまう。

 このうち拡大再生表示に関する現象は、「画像サイズ3:2または1:1で縦撮りした画像」、「縦横自動回転再生をONに設定した時」、「カメラが縦向きの時」に生じる。今回公開したファームウェアV1.21ですべて解消するという。

 GR DIGITAL IIIは、1/1.7型の有効1,000万画素CCD、28mm F1.9の単焦点レンズ、3型92万ドットの液晶モニターなどを採用するコンパクトデジタルカメラ。発売は8月。実勢価格は7万9,800円前後。



(本誌:折本幸治)

2009/9/30 17:20