シニア層の男性4割が「写真・カメラ・デジタルカメラ」に注目
トリワークスは、「シニア層の生活実態調査」として、60歳~79歳の男女800人を対象にインターネット調査を行なった。期間は9月5日~6日。
この先どんなことに多くのお金や時間を使いたいですか? また使おうと思いますか?という質問に対し、70%が「旅行・レジャー」と回答。次いで「健康」(61.9%)、「自分の趣味」(60%)となり、「家族と過ごす時間」、「友人・知人との交流」を上回った。また、「貯蓄」と回答した女性が22%であるのに対し男性は11.8%で、セカンドライフにおいても女性のほうがより堅実的な考えを持っているとしている。
74.4%が「夢中になっていることや趣味がある」と回答。そのうち90.3%が「今の生活を楽しんでいる」と答え、75%が「今の生活に満足している」と答え、自分の時間を満喫しようと考える“アクティブシニア”が多くいるとしている。
また今後新たに、もしくは継続して趣味にしたいこと、力を入れたいこととして65.3%が「パソコン・インターネット」を挙げ、最も多い結果となった。男性では「写真・カメラ・デジタルカメラ」(44.3%)の人気が高く、特に70代では49%と半数近い回答になった。一方女性では「ガーデニング・観葉植物」(40.3%)、「グルメ」(28.3%)が人気だった。
パソコンの利用頻度に関しては全体の93.5%が「ほぼ毎日」と回答。性別で見ると男性が98%、女性は89%となった。また今後新たに、もしくは継続して「パソコン・インターネット」を趣味にしたいと考える“デジタルシニア層”の96.1%が「ほぼ毎日」パソコンを利用すると回答。シニアの生活にはパソコンが必需品としている。
パソコンの利用方法に関しては「情報検索サイト」の利用が最も多く79.8%。次いで「電子メール(Eメール)」(77.1%)、「ネットショッピング」(68.6%)となった。ほかにも「年賀状、クリスマスカード、名刺、カレンダーの作成」が52.4%、「ホームページ閲覧」、「デジカメ画像閲覧・整理」、「ネットバンク」もそれぞれ3割を超え、利用方法の多様化が伺える。
「電子メール(Eメール)」の使い方は「日常の連絡事項のやり取りをする」(73.6%)、「身近な出来事を伝え合う」(54.8%)が半数を超えた。また電子メールで親密になったと思う相手は?という質問に対し、47.3%が「趣味、同好会などの友人・知人」と回答。「家族」や「子供」を上回った。全体の3割は「パソコンを通じて知り合った友人がいる」と回答した。
パソコンを使うことで、あなたにどのような影響を及ぼすと思いますか?という質問に対して9割超が「情報が得やすくなる」と回答し、「知識が増える」(72.0%)が続く。また、「老化(ボケ)防止に役立つ」と64.1%が回答。70代において男性は75.5%、女性が71.5%と、70代はパソコンを老化防止策のひとつとして考えていることがわかったとしている。「個人情報流出への不安が増える」(42.0%)という回答も見られた。
あなたの今後の人生を漢字一文字で表してくださいという質問に対しては、「楽」が20.1%、「幸」が16.6%、「遊」が11.4%。「悲」の回答は0.4%で、多くのシニアが今後の生活に前向きな意識を持っていることが伺えるとしている。
2009/9/15 14:19