富士フイルム、RAW対応の「FinePix S200EXR」を国内発表


 富士フイルムは、14.3倍ズームレンズを搭載したデジタルカメラ「FinePix S200EXR」を9月5日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は6万円前後。

 7月22日に米国で発表され、国内での発売が未定となっていた機種。「FinePix F200EXR」と同じ有効1,200万画素の1/1.6型スーパーCCDハニカムEXRを搭載する。RAW記録も可能。

FinePix S200EXR(前面)FinePix S200EXR(背面)

 リアルフォトエンジンEXRを搭載し、撮影シーンを自動認識する「EXR AUTO」に加え、「高感度・低ノイズ優先」、「ダイナミックレンジ優先」、「高解像度優先」などを選択できる。

 「FinePix F70EXR」で搭載された、ピント位置を変えて連写した画像に処理を施す「ぼかしコントロール」と、高速連写した4コマを合成することでノイズを低減するという「連写重ね撮り」が利用可能。また、銀塩フィルムの風合いをシミュレーションする「フィルムシミュレーション」も引き続き搭載する。

 レンズは30.5~436mm相当(35mm判換算)、開放F2.8~5.3の光学14.3倍ズーム。最短撮影距離は広角で約50cm、望遠で約2.5m。スーパーマクロ時は約1cm。光学式手ブレ補正機構も備える。

 液晶モニターは約23万ドットの2.7型TFT。約20万ドット、0.2型のEVFも搭載する。

 対応メディアはSDHC/SDメモリーカード。約47MBの内蔵メモリーも使用可能。CIPA準拠の撮影可能枚数は約370枚。

 本体サイズは134.4×145×93.6mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約820g(本体のみ)、約870g(バッテリー、メモリーカード含む)。



(本誌:鈴木誠)

2009/8/20 14:24